とつぜんですが、最近のシムズ4の話をさせてください。
最近、ポーズの配布準備作業をしたり(お陰様で、昨日1パック配布させて頂きました)あーだこーだ雑用をする合間の息抜きとして、けっこうがっつりと生活モードを遊んでました。
そのなかで、ひとりのシムを作りました。
それが、冒頭の画像の「黒髪の男子シム」。
ただCASしただけなら(私にとって)フツーの話なのですが、彼はいつものシムとはちょっと違った経歴を持っていました。
彼は、リアルに20年前(計算したら、ほんとにジャスト20年だった)わたくしめがものすごく若かった頃、どこにも公開せずにこっそりワープロで書いていたお話……の、登場キャラクター……の、再現なのです。
当時の原稿では挿絵とかはなく、文字情報だけだったので、そこから姿かたちを推測しての再現。若い頃の記憶っておそろしいもので、彼の髪質も瞳の色も身長も顎のかたちも、20年経っても忘れてませんでした。あわわ。
というワケで、軽い気持ちで(シムとして)キャラクターを再現してみたら……
なんと「自分の子ども」みたいに可愛く思えてしまって、シム世界に住んでる私の家に居候させて、おいしいものどんどん作って食べさせて、めためたに甘やかすことになりました。
文字でしか会えなかった、しかももう振り返って思い出すことはないと思ってた「うちの子」にごはんを食べさせられるなんて、夢のようだわ……。
(Pose by Moc. Thank you!!)
かわいいポーズをお借りして、髪を乾かしてあげることもできました。
感謝……!!
そうして、もっっのすごく(非常に個人的に)楽しいお世話生活を送っていたのですが、気持ちというのは移り変わってゆくもので、だんだん気になることが出てきました。
じつは、うちの世界にはこの若者の前からもうひとり、まったく同じ「20年前の自創作」からキャラクターを再現したシムが暮らしていたのです。
こうなってくると、このキャラクターふたりをもう一度会わせてやりたい……!!
しかし、ふたりを会わせるとなると「20年前の自創作(の続きのお話)が、シム世界で再び動き出す」ことになりかねない。それは正直、めんどくさ……もごもご。
また、うちのシム世界には、既にグリフィン・トワイライトを中心としたメインストーリーが存在するので、ふたつのストーリー同士が干渉することにもなりそうです。
どうしよう……!
心のなかで迷ったまま、リアルで数日がすぎました。
20年前の、その「お話」の世界について
結論から言うと、私はふたりのキャラクターを会わせました。冒頭から登場している黒髪のシムを操作して、会いに行きました。
さっさとその話をすれば良いのですが、その前に「20年前の自創作」というのがどんな感じの話だったか、やっぱり触れておいたほうがいい気がします。
もう四半世紀近く前にこっそり書いていたお話ですし、拙かったし、書いていた私も若かったしでいろいろ恥ずかしいので、ざっくりと最低限の概要を書いてみます。
「そんな昔のシロウトの創作の話題より、シムたちが出会った時のSSが見たいよ~」という場合は、お手数ですがダダダッとスクロールして、次の見出しまでお進みください。私自身、今とても恥ずかしいので、ぜひそうして頂きたい気持ちがこみ上げています。
*
20年前(2003年)のその話は、架空世界を舞台とする、シリーズ物の「童話」でした。
架空のデカい大陸があって、大陸ぜんぶがひとつの多民族国家で、大陸の中央あたりに首都がある。みたいな世界。生まれてからずっと、各地をまわる隊商で養われていた11歳の女の子(※主人公)が、首都のお屋敷に引き取られて、みずからのルーツを知る。
女の子の母親は、かつてクーデター(未遂)を起こした反逆者たちの【伝説的な】の頭目だったが、既に亡くなっている(らしい)。女の子は母親に瓜ふたつ。いまも首都で暗躍する複数の地下組織は、まだ11歳である女の子を新しい頭目に据え、母親そっくりの容姿を利用して、革命の足掛かりにしようと画策してる。
一方、女の子が引き取られた屋敷は、王女殿下を中心とする国王派(の密偵たち)のアジトで、首都のすべての地下組織の壊滅を目指して、王女みずからこちらも暗躍してる。
王女殿下の部下であり、国王の姉の子飼いでもある魔術師(※これが、さっきからSSに写ってる黒髪の男子シム)が登場する。彼は、主人公の女の子に「誰の言いなりにもならずに生きる」ことを教える。首都では、魔術師たちは過酷な迫害を受ける「民族」である。
で、国王が崩御したことをきっかけにいろんな事件が起きたり、各地に反乱の火種を撒く悪役っぽい人物が出てきたりして、なしくずし的に首都が崩壊。
王位を継ぐ者はなく、いまや表立って活躍する地下組織どうしも足を引っぱり合って、上に立つ者は現れない。主人公を引き取った王女殿下は行方不明になり、無政府状態が訪れる。女の子はお屋敷を脱出し、そこで初めて自由を得る……
……みたいなところまで書いて、このお話は、書き手(私)によってほうり出されました。最後に文章に手を入れたのは、2009年あたりじゃないかな?いま見ると、えらく救いがなくて、とっ散らかりがすごい話ですけれども。
*
このあと、別れ別れになった「11歳の女の子」や「黒髪の魔術師(くどいけど例のシム)」や「王女殿下」が、うちのシム世界で再会できたなら……
というようなことを、私は願いはじめたのです。
ざっくり概要だけ書くと言いながら、例によって長々とお話しして申し訳ないです(平伏)
20年越しの再会
というワケで、黒髪の魔術師シム……ハル、という名前です……は、リアルに20年の時を超えて、主人公の「11歳の女の子」に会いに行きました。シム世界はサンセコイアに。
ちなみに、リアルで20年の時が流れても、11歳の女の子は11歳のままです。魔術師ハルも、21歳のままです。どうして年をとっていないのか、どうして彼らがサンセコイアにいるのか(の設定)も考えてあるけど、まぁそれはそれとして……。
いきなり、再会です。
奥のみつあみの子が、主人公「ニナ」です。
特殊な出自が理由で、姓は持っていない設定です。シムを作る時にはかならず姓を書かなきゃいけないから「ニナ・ノーネーム」(No Name)で登録してます。
このおうちは、ニナが現在引き取られてるおうちという設定です。
有名作家である(という設定の)老婦人のおうち。
かわいい区画をギャラリーよりお借りしています。
ニナのセリフをまた聴けるとは思わなかったなぁ……!
ていねいにごあいさつしてくれてありがとう、ニナ。
そういえばこのふたり、ふたりとも特質「生真面目」がついております(キャラを再現したら、そうなった)
久しぶりの対面で、話が弾んで(?)いるようで何よりです。
…………。
……………………。
いやほんとに、随分長い間おしゃべりを楽しんでたけど、何話してたんだろ……。ハルがお手洗いに立つまで、ずっと話してたんですよ。
思い出話、とか?
近況報告、とか?
ハルはもしかして、彼自身がプレイヤーの家(シム世界に住んでる私の家)に居候してること、言っちゃったかなぁ……。プレイヤーとして、ちょっとドキドキ(というよりビクビク)するな……。
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……と、まぁ、こんな感じで。
20年越しの再会といっても「感動の対面」が発生するワケでもなく(そりゃそうです)控えめなものなんですけど、撮影してる私はとても楽しかったです。
ねぇハル。
これから時々、ニナに会いに行こうね?
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そうそう。
この「ニナやハルのお話」は「グリフィンお兄ちゃんたちのお話」と同一の世界観で進行しております。
ニナやハルがグリフィンと対面することは、ほぼ無い……と思うけど(あったとしても、ごく薄い関わり)ニナたちがどこから来たのか、なぜ20年経っても年をとっていないのか……という話も、無理なく【うちの世界のお話】に組み込んでいけたらいいなと思っています。
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それでは、きょうはこのへんで!
シムはみんな、たくましくて可愛い!
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Thanks to all CC creators & builders!
And I love Sims!
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