もはや「月1回投稿」なのか……!?という感じの【欠落の姉妹編】を振り返っての時間です。長々とだべってまいりましたが、さすがに今回が最終回です(平伏)
今回で5回目……いつまで続くんだ!という、この【振り返って】シリーズ。こちらは、2023年2月まで当ブログで連載していたメインコンテンツ【欠落の姉妹編】のウラ話を、忘れないようにメモしておこう……という、きわめて個人的なコーナーです。
あの場面を書いていた時は、プレイヤーはこんなことを考えてた。
あの場面がああいう展開になったのは、じつはこんな理由があった。
とか、そういういろんな事情(事情?)を書き留めておこうという感じ。
【欠落の姉妹編】を振り返って・その4 →*
あーやこーやといろいろ書き散らしてまいりましたが、前回(第4回)の冒頭でちらっと書いた「欠落の姉妹編を書いてる間に、高校パックが発売されたよ!」という話をメモして、今度こそおひらきにしたいと思います。
というワケで、今回もまいりましょう!
もしも、そこがカッパーデールだったなら
カッパーデール。
若いキラキラと傷つきやすさが詰まった、ティーンの町。
プレイヤーは、この小さな田舎町が大好きです。
お客さんがあまりいない、ちょっとレトロ……というか「時代から取り残された感」のある遊園地も、せつなくて大好きというプレイヤーです。むかし、私の地元にあったダサダサでボロボロの小さな遊園地を思い出すからかもしれません(※その遊園地はとっくに閉園していて、いまは存在しません)
いや。
カッパーデールの遊園地は、うちの地元のそれより、はるかにキュートで愛くるしいですけれども。
*
閑話休題。
くりかえしになりますが、当ブログで【欠落の姉妹編】がはじまったとき、高校パックはまだ発売前でした。プレイヤーは、主人公グリフィン(少年時代)とイナ(少女時代)のエピソードの舞台に、文化のるつぼサンマイシューノを選びました。
でも、もしあの頃高校パックが存在していたら、グリフィンたちのエピソードの舞台は、カッパーデールになっていたのではないか……?
【欠落の姉妹編】がとっくに完結している現在、そんな空想をしている私自身がいます。
と、いうのも【欠落の~】完結後のこと。ふと思いついて、お話本編で使ったポーズをカッパーデールに持っていって、試し撮りしてみたんです。
そしたらまぁ、びっくりするほどよく似合った。
なんてナチュラルなんだ。
この画像を見た瞬間、妄想が広がって「もうひとつの欠落の姉妹編」……「Ifの世界」みたいなものが、頭のなかではじまりそうでした。
もし、少年グリフィンと少年イナが出会ったのが、ここカッパーデールだったとしたら……?
そしたら、物語の舞台には夏が選ばれたような気がします。
長くて自由な夏休み。
イナは「野心的な一面を持つ家出娘」ではなく、カッパーデール高校に通う「ごくふつうの」高校3年生だったかもしれない。彼女は自分の進路を決めかねていたかもしれず、そこにふらりと「自分の人生を見定めている旅人」グリフィンがやってきたのかもしれません。
夜の観覧車と、あまりコワくないお化け屋敷。
古着屋さんと、タピオカミルクティー。
真夏の通り雨。町をぶらぶらと歩くグリフィン&イナ。
もしも舞台がカッパーデールだったなら、グリフィンたちには輝かしい青春のエピソードがあったのかもしれません。
もしそうした過去編が存在していたら、その影響を受けて【欠落の姉妹編】のその後の展開は、大きく変わったことでしょう。もしかすると「イナが謎の疾患で、幼児の姿に退行する」という展開にはならなかったかもしれない。
いやあ、そう考えると、めぐりあわせっておもしろいモノだなぁ。
と、私は(勝手に)おおいに頷いておりました。
*
念のため付け加えておきますと、私は「過去編の舞台が、実際にはサンマイシューノだったこと」を、とても良かったと思っているし、あのゆたかで猥雑な摩天楼都市・サンマイシューノがとても好きです。
幼児の姿に退行したイナ……リトル・イナのことも大好きだし、彼女はいまやうちの世界に欠かせない、良いキャラクターに成長してくれたと思っています。
その一方で、カッパーデールにもサンマイシューノとは別の魅力があり、思わず「If世界」を妄想してしまった……と、ただそれだけのお話でした。
さて。
5回にわたってお送りしてきた【振り返り記事】も、これにて終了です。
これで、今度こそ【欠落の姉妹編】は、私の手を離れます。
なんか、そういう実感がある。
長きにわたりお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
「読んでくださる方がいる」という事実が、このシリーズを続けていた日々のなかで、私やグリフィンに大きなエネルギーを与えてくださいました。
いまだから申し上げることですが【欠落の~】は「誰も読んでくれる人がいなくても、書きたいんだから自分のために書くんだ……!」という、非常にがんこな個人的決意で書きはじめたシリーズでした。
でも、グリフィンの冒険を応援してくださる方がいらっしゃることを知り「グリフィンが好き」「イナが好き」という感想のお言葉を頂戴することさえありました。読んでくださる方々の温かいお気持ちは、物語が展開していくうえで、欠かせない推進力でした。
最後に、あらためて感謝申し上げます。
【欠落の姉妹編】を一度でもご覧くださった皆様、ランキングぽちっとしてくださった皆様、拍手・いいね・リツイートしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
最後の最後に、お知らせ
近いうちに(できれば8月中に)お話の新シリーズをはじめようと思っています。
主人公は、グリフィン・トワイライトが続投します。
彼の異母弟ロイヤル・バーンウッドや、メインヒロインであるハンナ・ミナキなど、おなじみの面々に加えて、数名の新シムが登場する【インターバル】的な内容を考えております。
忘れた頃に当ブログを覗いて頂けると、いつのまにかそちらのシリーズがしれっとして始まっているかもしれませんので、もしお気が向かれましたら新シリーズもよろしくお願いいたします!
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それでは、きょうはこのへんで。
シムはみんな、たくましくてかわいい!
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