本日は、仕込み中のため「ロイヤルと裸足の魔女編」は、おやすみですー。
そして……
今日は、先日作成した新シムをワールドに投入して「新生活」を始めておりました。
今回は、そのシムの様子(お話?)を記録したいと思います!
それでは、本日もまいりましょう!
*
季節は、春。
ブリンドルトン・ベイ。
朝の霞が立ちこめる丘のうえに、見覚えのないシムが現れました。
茶色い髪を三つ編みにして、赤いスカートをはいた女の子……。まだ、とても若いシムです。
彼女は迷いのない足取りで、ライナス・ウィンター少年に歩み寄りました。
ライナスはちょうどお庭に出て、自分のヒマワリに水をやっていたところでした。
???「ハロー、ライナス!元気にしてた?」
ライナス「キャスリンお姉ちゃん!?どうしたの、急に!キャスリンお姉ちゃんから何週間も連絡がなかったから、ベアトリクスお姉ちゃんはとてもソワソワしてた!」
そう。
彼女の名は、キャスリン・ウィンター。19歳。
「小さな牧場主」ベアトリクス・ウィンターの妹であり、ライナスの姉にあたる女の子です。
キャスリン「あは!お姉ちゃんは心配性だな。わたしはただ、家を借りるためのお金を貯めながら、安宿や友達のところを転々としてただけ。そしてやっと、おうちを借りることができたんだよ。今日はバイトがお休みだから、お姉ちゃんに近況報告に来たの。お姉ちゃん、どこに居る?」
ライナス「家のなかに居るんじゃない?ぼくはまだお花に水をやらなきゃいけないから、先に入っててよ。鍵は開いてる」
キャスリン「ほんじゃ、お邪魔しまーす」
ベアトリクス「あぁ、キャスリン!やっと訪ねてくれたのね?」
キャスリン「あれま。お姉ちゃんが心配してたってライナスは言ったけど、見たところそんな様子でもないんだね?へへ、久しぶり。わたし、やっと旅ガラスを卒業できたから、今日はその報告に来たんだよ」
ベアトリクス「心配してなかったって言ったらウソになるけど、キャスリンはわたしより逞しいし、見た目よりは幾分慎重だから……。とにかく、よかったわ。良い借家を見つけたのね?」
キャスリン「見た目よりは幾分、って」
キャスリンは、あっけらかんと笑いました。
キャスリン「うん、で、借家の話。ウィロークリークの小さな邸宅を貸してくださるご夫婦があって。ご夫婦が遠方に旅行なさる間、留守番役として転がり込むことが出来たってわけ。お庭もあるし、家具も使っていいと仰ってくださったの。良い方よ。数週間の仮の住まいではあるけど……まずよかったわ!新しい同居人も出来ちゃったしね」
ベアトリクス「同居人?そのひと、わたしも知ってるシム?」
キャスリン「ううん、出会ったばかりの友達。友達っていうか、まあ……そのシムがわたしより先にそのおうちに住み着いてて、しょうがないからシェアハウスすることにして、手を打ったの。でも、ま、いい子だよ。気が向くと、わたしにごはんとか作ってくれるの。なんというか……ちょっと変わってるシムだけど」
ベアトリクス「ふふ、変わってるの……?なんだか、楽しそうなルームメイトさんに聞こえるね。……女の子?」
キャスリン「う。……改まって訊かれると言いにくいけど、男性なんだ。でも、天に誓って宣言してもいい。わたしとそいつはそういう関係じゃないの、決して!」
ベアトリクス「ふふ。別に、恋人だって構わないでしょう?勿論、恋人じゃないお友達でも構わない。ただ、キャスリンだってもう大人なんだし、愛する人が居ても驚かないわ。でも、男性と暮らしてると言うとびっくりしちゃうと思うから、まだおじい様には黙っておくね?」
キャスリン「え、えーと、まあ、うん。……でも、その男は本当に違うのよ。彼はわたしじゃなくて、ウィロークリークの土地に執着してるの。たとえ何百年の時が流れたとしても、自分はここから離れない、この楽園を手放したくない……彼は、そう言ってる」
ベアトリクス「何百年も……?その方は、ロマンチックなシムなのね。まるで、神話のよう……」
キャスリン「神話っていうか……怪談っていうか」
キャスリン「でも、ま、楽しい毎日だよ!だからお姉ちゃんは、なんにも心配しないでね?思いがけないシェアハウス生活で、暫くは飽きそうもないしさ」
ベアトリクス「うん、安心した。……キャスリン、お昼ごはん食べていく?それとも、ブランチ風のお茶にしようか?」
キャスリン「やった!じゃ、お茶をお願いしようかな。久しぶりにお姉ちゃんのミルクココアが飲みたいって、このところずっと思ってた!…………?」
キャスリンはそこで、隣の椅子にライナスが来たことに気づきました。
ライナスは、姉たちの会話などどこ吹く風で、テレビを観始めています。
キャスリン「…………。びっくりした。ライナス、いつのまにか随分オトナな映画を観るようになったんだね」
ライナス「?……キャスリンお姉ちゃん、違うよ?これ、ゾンビ映画なんだ。この男の人と女の人のうしろから、もうすぐゾンビが出てくるの。大砲をおんぶした主人公が、かっこいいんだ!」
キャスリン「え?あ、そうなんだ……。なんか拍子抜けしちゃった」
…………。
…………………。
その頃、ウィロークリークの「キャスリンが借りているおうち」では……?
しゃりしゃりしゃり、と爪とぎをする、謎のカゲ……。
???「コズモ……?駄目だよ、そんなところで爪を研いでは……。ホラ、抱っこだ」
???「さあ!キャスリンが帰ってくるまでに、掃除を終わらせちまわないとな……!」
そんなこんなで……
謎な世帯(?)を仲間に加えながら、つづきます……!
*
今回も、多くのMOD・CC・ギャラリー作品のお世話になりました。
すべてのクリエイター様に、心より感謝しております!
Thanks to all MODS/CC creators and all buiders!

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