本日も、仕込み中のため「ロイヤルと裸足の魔女編」は、おやすみとなりますー。
そして……
今日も仕込みをしながら、あちこちの世帯を覗きに行って、家具を整えたりお借りしたCCを導入したり生活を進めたりしておりました。
なかでも、私が一番長い時間見ていたのは「セレブとヴァンパイア世帯」こと、ハイパー女子高生のジョイ・ラム&内気なヴァンパイアのレヴィ・タル少年のおうちでした。今回は、オアシス・スプリングスに住む彼らが「テーマパークに行った時の話」を、記録したいと思います。
(今回は、その「前編」です!)
それでは、本日もまいりましょう!
*
草木も眠る丑三つ時……。
オアシス・スプリングスをふらふらしていたプレイヤーは、とある邸宅の裏庭から、何やら「独り言を言っている声」が聞こえることに気がつきました。
あれ……?
あそこに居るの、ヴァンパイア少年のレヴィですよね……?
ということは、この綺麗な邸宅は、ミズ・ジョイ・ラムの別宅?
あれれ、前からこういう建物だったでしょうか?
しばらく見ないうちに、建て替えかリノベーションが済んでいたようです。
それはそうと、レヴィは誰も居ない虚空に向かって、熱心に話し続けています。レヴィはとてつもなく内気で、時折、彼にだけ見える「闇の精霊」と語らう、という孤独のヴァンパイア。ひとりで話す彼にスススと近寄り、プレイヤーはなるべくハッキリした声で話しかけます。
……こんばんは!レヴィ!
すると、レヴィは文字通りとびあがって驚き、我に返ったようにまばたきしました。
レヴィ「……やあ、プレイヤー。そんなところに居たんだ。あんたの声で闇の精霊たちが、蜘蛛の子を散らすように逃げちゃった。まあいいや、とにかく中に入ってよ。ジョイはもう寝ちゃったけど」
レヴィはヴァンパイアなので、お夜食はブラッドパックです。
……ねえねえ、レヴィ。
しばらくプレイヤーはお宅にお邪魔してなかったけど、見ない間におうちが随分変わったね?
前のおうちも趣があったけど、今のも、とっても素敵なおうちだねぇ。
レヴィ「んぐんぐ……。そうなの?おれ、どんな家が素敵なのかはよくわからない。……なんで高校生のジョイが、家の建て替えなんて出来たのか……って話をしようかな?実業家であるジョイの父さんが、ジョイのために今まで積み立ててたシムオリオンを、彼女の17歳の誕生日に手渡したんだ。彼女が生まれた時から積み立てていたもので、娘が17歳になったら渡そうと思ってたんだって。ジョイはそれを投資に回して、2か月で倍の金額にした。そして、住まいを建て替えたんだ」
ははあ……!(感嘆の声)
ジョイのお父さんが世界的に有名な実業家だっていうのは知ってたけど、ジョイにも物凄い才能があるんだね……!蛙の子は蛙、っていうのかな……プレイヤー、凄くびっくりしたよ!
(話題のジョイは、すやすや夢のなかです)
レヴィ「蛙……?ばかだな、プレイヤー……。蛙の子は、オタマジャクシでしょ……?」
…………。
いや、そうじゃなくてさぁ……。
裏庭の隅には、レヴィ愛用の棺桶が、無造作に安置されています。
無造作に安置、……というのは、若干言葉に違和感がございますが……。
朝4時。
超のつくような早朝に起床するクセのあるジョイが、食卓で宿題をしていました。
サラサラサラと、鉛筆の走る音がよどみなく続きます。
「この問題とあっちの問題がわからなくて、うーんうーんと考えこむ」とかは、彼女の場合は、全然ないみたいです。ジョイは成績優秀・スポーツ万能の「スター的生徒」だったりします。
ジョイ「うーーーん……」
おや?
珍しい!ジョイが問題を解きながら、考えこんでます。
ジョイが苦戦するなんて、どんなに難しい問題なんだろう……!
ジョイ「え?……あ、違うのよ、プレイヤーさん。宿題はもう終わったの。今日はレヴィと一緒にお出かけしたいな、って考えてたところ。ちょうど土曜日で学校もお休みだし、近くに新しいテーマパークがオープンしたから、行こうかなって。レヴィは大人しくて、閉じこもりがちでしょ?たまには楽しい場所で気分を明るくするのも、良いことだと思うの。今ならオープン記念で、学割もあるみたいだし」
へえ!それはいいね!
早速、彼に話してみたらどうかな?
……あ、ちょうどいい。ジョイのうしろから、レヴィが歩いてくるよ?
ジョイ「ねえ、レヴィ?今日、わたしとデートする気はない?街の中心部に、大きなテーマパークがオープンしたでしょう?よかったら、一緒に覗きに行こうよ。きっと楽しいよ!予報では、今日はあんまり日差しが強くないみたいだし、ヴァンパイアのあなたでも、日傘を差せば大丈夫だと思うの」
レヴィ「え……、デート?ジョイがおれと、デートしたいの……?どうして……。おれ、ただの居候だし、取るに足らない【はぐれヴァンパイア】だよ……?」
ジョイ「あなたは立派な男性で、わたしの大事なシムで、とても美しいヴァンパイアよ?よかったら、一緒に遊びに行こう?昼間の街を歩くのも、面白いと思うわ」
レヴィ「あ……う……その……」
耳まで赤くなりながら、レヴィは蚊の鳴くような声で返事を伝えました。
レヴィ「おれでよかったら、その……ジョイ。おれと一緒に、出掛けてください……」
ジョイ「よかった!決まりね!」
明るさをほとばしらせて笑ったあと、ジョイはプレイヤーに近寄り、小声で教えてくれました。
ジョイ「ねえ、プレイヤーさん?レヴィとわたしのやりとりを見てると、わたしたちふたりは、まるで今まで一度もデートをしたことがないみたいでしょう?でも、違うの。わたしたち、カフェで寄り添ったり、ふたりでタピオカミルクティーを飲んだり、一緒に映画に行ったこともあるわ。でも彼は、わたしが彼を愛してるってこと、気づいてくれない。彼はどうやら、とても自信がないのよ。【おれでは、ジョイに釣り合わないよ】って、そればかり言うの。もしわたしが品行方正な優等生なんかじゃなくて、街を闊歩する不良少女だったとしたら……レヴィはすぐに恋人になってくれたのかしら……」
い、いやいやいや!
そんなことは、ないでしょうよ!
どう見ても、レヴィはジョイにぞっこん(死語)だよ!?
そのまんまのジョイのことが、彼は好きなんだと思うよ……!?
というか、ジョイが優等生でも不良少女だったとしても、ふたりはお互いの心の中とかを気に入って、今とおなじように仲良くなったような気がするんだけど……!
ジョイ「ふふ、そうね……。わたしも、彼がわたしを気に入ってくれてることについては、疑っていないわ……」
ジョイはそう言って、ちょっと寂しそうにほほえみ……
と、とにもかくにも……
そんなこんなで、やってまいりました!
テーマパーク・デート!
ここは、オアシス・スプリングスの中心部。
新しくオープンしたパークというのは、なんと……
西部劇映画のセットのなかを歩ける、映画記念パーク
だったのでした……!
ジョイ「わぁ……!本物の昔の荒野みたい……!!」
レヴィ「…………。凄い……」
つづきます……!
*
今回も、たいへん多数のMOD・CC・ギャラリー作品のお世話になりました。
すべてのクリエイター様、ビルダー様に、心より感謝しております!
Thanks to all MODS/CC creators and all builders!
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