本日は、ぼちぼちと「新しいお話」を始めてみようかな…?と思います。とは言っても、ここ数日準備を進めていた「新章」ではなく、前からボンヤリと頭にあった短編なのですが……。
今回中心となる登場シムは、以前に1~2度だけ当ブログに登場したことがある、ヨル・ヘイデンという少年です。
ヨルは、うちのシム世界では、かの有名な新人女優ベネッサ・チョンさんのルームシェア相手。そして、ちょっぴりベネッサさんのボーイフレンドっぽいポジションにいる子です。……なのですが、彼には何やら秘密があって……というところまでが、既出の設定だったと思います。
それでは、本日もまいりましょう!
題して【ヨルの秘密編】です!
*
場所は、デル・ソル・バレーのダウンタウン。
とある曇天の朝のこと。
まさに今、平凡な(?)少年ヨル・ヘイデンが、気持ちよさそうに目を醒ましました。
ヨル「あぁ、今日もよく寝た……!曇りの日はまぶしくないから、ぐっすり眠ってすっきり起きられるなぁ……」
ヨル「おはよう、ベネッサ。…………?どうしたの?」
ヨルは【家賃を折半するために】駆け出し女優のベネッサさんと、おうちを分け合っているのです。
ベネッサ「あぁ。おはよう、ヨル。起きたのね。じつは、来週撮影に入る予定だったウェブムービーの企画が、無くなってしまったの」
ヨル「えっ……。それは……残念だったね。ベネッサ、大丈夫……?」
ベネッサ「あたしは平気よ。こんなの、よくあることだもの。困ったのは、家賃のこと……お金のことよ。新しいエキストラの仕事を探さなきゃ」
ヨル「…………」
このおうちの家賃については、ベネッサさんとヨルで、きっかり50パーセントずつ負担しています。でもここは、ヨルがひと肌脱ぐ場面かもしれません。
ヨル「ベネッサ、心配しないで?お金のことなら、ぼくがなんとかするから」
ベネッサ「なんとか……って、どうやって?ヨル、何をするつもり?」
ベネッサさんが、心配そうに畳みかけました。ヨルは、たくさんの短期アルバイトをかけもちしている少年です。彼はまた、何か【割のいい仕事】……つまりは、負担の大きい仕事を増やすつもりではないか。ベネッサさんは、そう考えたのです。
ヨル「平気平気。ぼく、ちょっと出かけてくるから。2、3日戻らなくても、捜さないでね……!」
ベネッサ「待ってよ、ヨル!危ないことはしないでよ!先月、ヨルが【賭けボクシング】の選手の仕事を請けて、路地裏で殴り合ってたこと、あたし忘れてないからねー……!」
ヨルはニコニコしながら、手を振り返しました。
そして彼はバスに乗り、地下鉄に乗り、谷あいの道をすこし歩いて……
やってきたのは、フォーゴトン・ホロウの集落です。
ヨル「久しぶりだな……、この町に来るのも」
勝手知ったる足取りで、ヨルは舗道を歩いてゆきました。
一軒の邸宅の前で、黒髪の女性がヨルを待っていました。
リリス「来たわね……ヨル・ヘイデン。おまえのブラッドの匂いが近づいてくるのを、わたしは十三分も前から感じていた」
ヨル「こんにちは。あなたは変わらないね、リリス・ヴァトーレ。あなたに相談があって、やってきたんだ」
つづきます……!
*
Thanks to all MOD/CC creators and all builders!
(ポーズは自作です……)
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