こんにちはー。

本日はまた「ロイヤルと裸足の魔女編」です!
夜ごと不思議な夢を見るロイヤル坊っちゃんは、自分に降りかかった様々な「謎」の真相を求めて、姉・ポーラスターに電話をかけます。頼みの綱である兄・グリフィンは仮眠中で話せませんでしたが、ロイヤルはポーラに調べものをお願いして……?

それでは、本日もまいりましょう!




ロイヤルとの電話が終わり、ぶらぶらとお屋敷の廊下に出てきたポーラスター。
そこに足音が聞こえて、二階で眠っていたはずのグリフィンが下りてきました。執務に忙殺されていた彼が眠りのなかに居た時間は、三十分にも満たないはずです……。


ポーラスター「あ、グリフィン兄さん。起きたのね?すこし何か食べたほうがいいよ。今、ロイヤルから電話があったところ!」

グリフィン「……何かあったのか」

ポーラスター「うーん。何もなかったとは思えないけど、ロイヤルは詳しいこと話してくれなくて。ただ、ちょっと調べものを頼まれたの。あ、グリフィン。いいから立ち止まらないで。グリフィンがキッチンに行くなら、そこで話すから」

グリフィンがキッチンに向かい、冷蔵庫から小さなオレンジを出して申し訳程度に口に運んでいる(※グリフィンは、少食です)間にポーラスターは、ロイヤルから聞いた話を正確に伝えました。グリフィンは余計な口を挟まず、落ち着いて聴いていました。


グリフィン「梟の刺青……?確かに刺青は、一族の伝統だが。…………。…………。ちょっと待ってくれ。何か……随分前に、そんなものの話を読んだ気がする。いつ読んだのかは憶えてない。だが、おれが読んだことがあるということは、屋敷の蔵書に間違いないだろう。梟の刺青を入れたシムの話だった気がする。だが、何度も言うが、それ以上のことは憶えてない」

ポーラスター「そこまでわかれば充分!流石はグリフィンだね。図書室の本を端っこから当たれば、いつかは行き着くかな?やってみようっと!あ、グリフィンは手伝わなくていいよ?兄さんには、当主としてのお仕事に戻ってもらわないとね?」


気遣いの行き届いた妹に、グリフィンはかすかにほほえみました……。

その日の午後。
場所は変わって、ウィンデンバーグの孤島。


雪をかぶった野原に、ロイヤル坊っちゃんの姿がありました。
坊っちゃんはしばらくの間、積もった雪をつま先でほじくったり、木の根元に腰かけたりして時間をつぶしていましたが、やがて桟橋を振り返ってつぶやきました。

ロイヤル「あ……。来た……!」


小さなボートを自分で漕いできたユキちゃんが、ひらりと桟橋に飛び移って歩いてきます。ユキちゃんは、ロイヤルを見つけて手を振ってくれました。


ユキちゃんの背中には、可愛い缶バッジをつけたリュックサックが。
このリュックには、教科書やノートやお弁当箱が入っています。


ユキ「ロイヤル、待たせちゃってごめんね?寒くなかった?」

ロイヤル「ああ、平気だ。おれ、気温の変化には鈍感だからさ」

ユキ「ふふ。それはそれで問題だと思うけどね?」


ユキ「?……どうしたの、ロイヤル。おもしろい顔して」

ロイヤル「いや。そういう格好してると、ほんとに高校生に見えるなと思って。こんな時間に待ち合わせて大丈夫だったのか?おれは通学したことがないからわからないけど、高校って夕方まで授業あるんだろ?」


ユキ「ふふ、高校生に見えるのは当たり前だよ?わたしはほんとの高校生だもん。今日はテストの日だったの。学校はお昼でおしまいだよ。…………?ロイヤル、どうしたのその瞳……」


ユキ「ロイヤルの瞳が……紫水晶(アメシスト)のようにぼうと光ってる……。不思議な色に染まってる……。ロイヤル、大丈夫……?」

ロイヤル「あ……、うん。おれは全然元気。何だろうな、急に瞳の色が変わったんだ。瞳の色が変化するのは、魔法使いには時々あることだって聞くけど」

ユキ「…………」


ロイヤル「はは。ユキ、はは。そんな心配そうな顔するなよ!」

坊っちゃんは、カラ元気のように明るく言いました。

ユキ「あ……!ごめんね?もしかして目が痛かったりするのかな、と思っちゃって……。でも、やたらと心配されたらイヤだよね?ロイヤルが元気なら、それでいいの」

ロイヤル「うん、ありがとう。それより、ユキに訊きたいことがあるんだ。おれの瞳の色が変わった理由がわからなくてさ。おれ、よく憶えてないんだけど、おれが熱出して寝込んでた夜に何か変わったものを飲んだり食べたりしてなかったか?」

そう。
魔法使いの瞳の色が紫色に染まるのは「飲食によって、魔力を体内に取り込んだ結果」なのです。ロイヤルのこの症状は、魔法疾患のはずです。

ユキ「変わったもの……?うーん、えーと……」


ユキ「あ……。そういえば、フォレスティーナが薬草を煮出して、ロイヤルに飲ませてたかな?見たことのないハーブだった。見た目はブルーベルの花に似てるんだけど、香りが全然違うの。煮詰めた蜂蜜みたいにあまくてリラックスできる香りで、なんだか匂いだけで眠くなるような……」

ロイヤル「…………。ハーブ……」

一方、その頃。
はるか遠く離れた、ノーマン一族のお屋敷では……?


当主としての仕事(抱えている訴訟への対応)の合間を縫って、書物をあさるグリフィンの姿がありました。気晴らしめいた行動ですが、結局グリフィンもポーラスターと一緒に「梟の刺青」について調べはじめたようです。


勿論、ポーラスターも「蔵書総当たり戦」を遂行中です。これは十三冊目。


一体何百冊あるのかわからない蔵書を調べつくすのは、気の遠くなるような作業です。


手がかりを求め、速読並みのスピードで読み進めていくグリフィンの姿勢が、崩れてきました。グリフィン、グリフィン……?ちょっと飽きてませんか……?

グリフィン「……こうやって片っ端から読んでるのでは、目当ての情報にはたどり着けないかもしれない。遠い東の国のことわざを思い出す」

ほほう、それは一体?

グリフィン「【焼け石に水】」

…………。
……………………。

なんかそれは、言い当てているのか微妙にハズしてるのか、それともやっぱり合っているのか、よくわからなくなる表現ですが……。微妙に「天然グリフィン」を感じながら、つづきます……!


【今回、お借りしたCC・ポーズ】

ユキちゃんの制服・ネックウォーマー
imadako

リュックサック(アクセサリー)

ティーセット

お花が挿してある瓶

ポーズ

その他、CAS・区画作成に複数のCC・ギャラリー作品をお借りしております。
すべてのMOD・CCクリエイター様、ビルダー様に、心より感謝しております!
Thanks to all MODS creators and all buiders!


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