悲観論者のおかしな洗礼

2020年2月21日金曜日

【プレイ日記2020】 ★ロイヤルと裸足の魔女編 カー家 マジカル後継者世帯

t f B! P L
こんにちはー。

本日はまた「ロイヤルと裸足の魔女編」です!
謎の瞬間移動によって、魔女ペシミスティの住居(?)にとばされたロイヤル。現れた魔女に、思わず(彼女の愛称と言われている名前である)「ぺス」と呼びかけたロイヤルは、彼女の怒りを買いますが……?

それでは、今日もまいりましょう!




ペシミスティ「ペスって呼ぶな!!あたしの愛称は、ミスティ!おまえも腕を食いちぎられたくなかったら、あたしのことはレディ・ミスティと呼べ!!」

ロイヤル「え……!?」


突然のカミナリを喰らって、かなり動揺した坊っちゃん。
しかし、坊っちゃんは意外と礼節を重んじるタイプですので、気を取り直して丁寧に謝罪します。

ロイヤル「ごめん。気に障ったなら謝るよ、ミスティ」

ペシミスティ「ノー!レディ・ミスティ

ロイヤル「れでぃ・みすてぃ」

ペシミスティ「うん!よろしい、よろしい!」

そして、ペシミスティは機嫌よく人差し指を立てました。その爪の先からキラキラと妖精の粉のようなものが振りまかれると、ペシミスティの服装は一変していました。


なんと、冬だというのに水着姿に。
「お着替えの魔法」です。着替えにまで魔法を使うなど、なんという怠惰な魔女でしょう。背中と腕に施されたタトゥーから、ロイヤルは強い魔力を感じました。

ロイヤル「…………!」


坊っちゃんは「梟の刺青」のことを尋ねてみたいのですが、藪から棒に切り出すのも失礼かもしれません。(それに、また怒鳴られるかもしれませんしね?)出会ったばかりのペシミスティは、質問を拒絶するようにのんびりと「これ見よがしに」くつろいで見せています。まるで、自分が優位に立っていることを誇示するかのように。

奇妙な状況でした。

ペシミスティ「なんだ?おまえ、あたしをヤらしい目で見ているな?」

ロイヤル「いや、別に見てないよ。ただ、訊きたいことがあって」

坊っちゃんはやや無粋に、まじめに答えました。

ペシミスティ「うむ。そうなのか」

ペシミスティはゆっくりと一周泳いだあと、プールから上がりました。彼女がまた人差し指を立てると、その服装は元の「パンクなタンクトップ姿」に戻りました。


ペシミスティ「まあ、そう気を悪くするな。まずは仲直りと洒落込もうじゃないか」

ペシミスティが鷹揚に手を差し出し、握手を求めます。

ロイヤル「え?あ、うん……」

坊っちゃんがその手を取ろうとすると……?


びりびり、びりり。
なんとペシミスティは、手に電気的なブザーを仕込んでいました。とほほ。


指差して笑ってからかう(そして、笑いすぎて指が変な方向指していることに気づいていない)魔女と……


テンション急降下の坊っちゃん。

ペシミスティ「どした?おまえ、怒ったのか?だめだぞ、眉間にしわを寄せちゃ。【怒るのは一シムオリオンの損】とも言うじゃないか!」

(※言いません)

ペシミスティ「ほら、にっこりするといい。ほれほれ!あ、ちょうどあっちに流れ星が見える」


魔女が指差した方向を無防備に振り向いた瞬間……


ペシミスティ「わっ!!!

まんまと引っかかって飛び上がる坊っちゃん。
ああ、なんということ。魔女が、魔女がまるで「いたずら坊主」です。

好き放題に振り回されてグルグルしているロイヤルを、ペシミスティはきわめて愉快そうにながめていました。そして、彼女はコホンと咳ばらいをし、おもむろにポーチに上がり、おうちのなかへ入っていきます。


あっけにとられているロイヤルの前で、パタンとドアが閉められました。


ロイヤル「ま……、待ってくれよ!きみに訊きたいことがあるんだ。魔法使いの刺青のこと!きみはその身に、魔力のタトゥーを施してる。だから、きみなら知ってるんじゃないかと思って!梟のマークについて、何か知ってることはないか!」


息を詰めて待っているロイヤルの前で、パタンとドアが開けられました。

出てきたペシミスティは、あっというまにパジャマ姿(あくまでも、パジャマです)に変わっています。また「お着替えの魔法」でしょう。あまりと言えばあまりの恰好に「うわぁ」という坊っちゃんの心のボヤきが聞こえるようでした。


ペシミスティ「あたし、今は難しい話をする気分じゃない。これから【ダイヤモンドはシムに】を観て、キャラメル味のポップコーンを食べるんだ。魔法の何やらについて知りたいなら、魔法の国に行け。そこにはあたしの兄弟子がいる。レディ・ミスティの紹介だと言ったら話してくれるかもしれないし、話してくれないかもしれない」

ロイヤル「どっちだよ……」

ロイヤルの口から洩れたうめき声を、彼女は聞いていませんでした。
魔女はほそい指先を持ち上げ、家の横合いを通る曲がりくねった道を指し示しました。


ロイヤル「?」

ペシミスティ「魔法の国への道」

ロイヤル「…………!!」

一方その頃。
グリマーブルックから遠く離れた、ノーマン一族のお屋敷では……


ロイヤルの頼みを受けて、お屋敷の蔵書のなかから「梟の刺青」の情報を得ようとしていた兄姉が、敗北しかけていました。つまり、膨大な蔵書を一冊ずつずつ、何の手がかりもなくページをめくっていくことに、さすがに疲労困憊していました。

グリフィンの手元、白いテーブルクロスにまぎれてわかりにくいですが、彼は何やら白い本を伏せています……。

ポーラスター「グリフィンがバターみたいに溶けてるなんて、珍しいね。控えめに言って、すごい顔してる」

グリフィン「顔……?」

ポーラスター「眼精疲労がひどい、っていう顔。賭けてもいいけど兄さん、寝落ちしそうでしょ。昼間も当主のお仕事で、あんなに忙しかったもんね?」

グリフィン「仮眠を取れば戻る。心配ない」

ポーラスター「そう……?わたしとしては、無理しないでほしいな。あぁ、わたしも目が疲れたし、肩もバキバキ。食糧庫にブルーベリーあったよね?持ってこようかな」


グリフィン「…………。このまま【蔵書総当たり】を続けていても、しかたないかもしれない。目的の情報にたどり着く前に、おれたちの一生が終わりそうだ。だから、ヒントを聞いてみようと思う」

ポーラスター「ヒント?そんなの、どこに……。誰か、手がかりを持ってるシムが?」

グリフィン「ああ。……ハンナ・ミナキに尋ねる」

つづきます!



【今回のポーズ】

新生まるきぶねスローライフ

その他、たくさんのMOD・CC・ギャラリー作品のお世話になりました。
すべてのクリエイター様、ビルダー様に、心より感謝しております!
Thanks to all MODS creators and all buiders!

web拍手 by FC2

にほんブログ村 ゲームブログ ザ・シムズシリーズへ
にほんブログ村

このブログ内を検索

アーカイブ

シム人気投票やってます

QooQ