こんにちはー。

前回違う記事を挟みましたが、今回はまた「母親捜しの旅」こと、ガレくん編です!フォーゴトン・ホロウにて母・フェリシアナの足取りを掴んだガレ。そして、彼を見守るソニア。フェリシアナが愛した男の「ニュークレストへ行け」という遺言を聞いたふたりは、かの街に向かうのですが……?

(これまでのストーリーの流れは「★ガレ編」のラベルからどうぞ!)

それでは、本日もまいりましょう!




ガレくんとソニア姉さまは、フェリシアナ・コンテスティの痕跡を探して、ニュークレストの町を駆け巡りました。

晴れた日にタウンホールを訪れ……。



雪の日には、街じゅうの病院を回りました。


そして、たどり着いたのは……。


ガレ「……医者の話によると、残された時間が少ないことを悟った母は、病院を出たそうです。そしてこの墓地の近くに家を借り、静かな日々を送った。母は、自分が埋葬される場所を自分で選択してました。いつかわたしの息子がわたしの墓を訪ねるだろう、と言って。そして墓地の管理人と親しくなり、この庭の植物を世話しながら明るく暮らした。天気のいい日には、よくあの噴水に腰かけて、のんびりサンドウィッチを食べていた、と」


ガレ「やっと見つけた……。母さん、また会えたね……」

ガレは墓碑の前に跪き、花束を手向けました。



ガレ「……不思議です。おれは心のどこかで、母がもうこの世界のどこにも居ないことを、分かってたのかもしれない。こんな形で母と出会ったというのに、驚きはないんです。悲しいのかどうかは、よくわからない。ただ今は、澄んだ光に包まれているような気持ちです。おれを置いて出て行ったあとも、母が生きて、愛して、最後に平安な日々にたどり着いたことが分かったから」

誰にともなく話すガレの隣で、ソニアはじっと墓碑を見つめていました。まるでフェリシアナ・コンテスティが、生きてそこにほほえんでいるとでも言うように。

ガレ「行きましょう。墓地の管理人が、母について話してくださると言ってた」

ソニア「いいの?」


感情の揺らぎのようなものを一切見せないガレに、ソニアが短く尋ねました。じゅうぶんに時間を掛けてフェリシアナと過ごさなくていいのかと、そう訊いているのです。

ガレ「大丈夫です。母の歩んだ道のりを、おれも歩くことができたから」

ガレはほほえんで歩きだし、一度だけ振り返って墓碑を見ました。


ガレ「…………」


ガレ「さっき墓地の管理人は、あの建物の中を片付けてくると言ってました。ここで待ってれば来るかな……」

ソニア「あ、ガレくん。あの井戸のところでお水飲んでるの、管理人さんだと思う。呼んでみるね?……すみません!バーソロミューさん……!」


バーソロミュー「やあ、おふたりさん。もういいのかね……?息子さんや、あんたの瞳の色は、フェリシアナと同じだ。フェリシアナと同じ、優しい色をしとる。あの娘(こ)は穏やかで、よく花の手入れをしてくれた。いよいよ身体が悪くなってからは、部屋に花を飾って鼻歌を歌っていた。いい子だったよ。息子につらい思いをさせたと言い、あんたの行方を捜していた。あの娘の涙を見たのは一度きりだ。息子が転院に継ぐ転院で、どこに居るのか見つけられなくなってしまったと言った時。自分が死んだあとになったら、いつか息子が来る日まで、自分の墓を見守っていてほしいと言っていた」

ガレ「…………」

バーソロミュー「だが、普段は明るく過ごしていた。無理をしているようにも見えなかったしね。わたしは確かに愛し愛されたのだから、大丈夫だと言っていた。まあ子供が小さかったから、その可愛さに救われていたという面もあるだろう。あの子を置いていくのは心配でたまらなかったはずだが、いつも笑っていたよ」

ガレ「…………?」

ガレが目をしばたたいたのを見て、バーソロミューさんが首を傾げました。

バーソロミュー「知らなかったのかね?フェリシアナには子供が居たんだよ。フォーゴトン・ホロウからこの町に移ってきてまもなく、彼女は女の子を産んだんだ。父親は亡くなったと言っていたが」

ガレ「…………!!


バーソロミュー「そうだ、息子さんや。あんたの妹だよ……。名前はストロベリー・コンテスティ。フェリシアナは娘に、いつもあんたの話をしていた。【ママがそばに居られない時でも、あなたはひとりぼっちじゃない。あなたには、優しいお兄さんが居るの】と」


バーソロミュー「ストロベリーはやんちゃな女の子で、すばしっこくて、誰も捕まえられない子猿のようだった。今もこの近くに住んでいるよ。まだ子供なのに、ひとりきりでね。大人に世話されることをよしとしない、独立心の強い子なんだ。とはいえ、近所の大人たちでもって面倒を見ているんだがね。会ってやっておくれ。あんたにとって彼女の存在は、寝耳に水かもしれんが……」

ガレ「いいえ、あの」

ガレはそう言って、自分の頭を支えるように手で押さえ、大きく見開いた目でまばたきしました。フェリシアナの消息を追うようになってから、彼がこのように驚いたのは初めてのことでした。

ガレ「会います、その子に。母が遺した、たったひとりの女の子に……!」

つづきます!



今回の区画はすべて、ギャラリーからお迎えさせて頂いたものです。
すべてのMOD・CCクリエイター様、ビルダー様に、心より感謝しております!
Thanks to all MODS creators and builders!


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