毎日眠いです。冬眠したい……。
お変わりございませんか?
今回は、「お母さんを捜していた若者」こと、ガレくん編の最終話(前編)です。ニュークレストにて、ついに異父妹ストロベリーを見つけ出したガレ。その旅路を見守り続けたソニアに、ガレは感謝を伝えます。そして……?
(これまでのストーリーの流れは「★ガレ編」のラベルからどうぞ!)
それでは、本日もまいりましょう!
*
ガレくんとの長い旅が終わった翌朝、ソニア姉さまはぐっすり眠っていて、なかなか目を覚ましませんでした。そこにハンナちゃんが帰宅して(朝帰り!)ばーん!と、お部屋のドアを開けました。
ハンナ「姉さま、ただいまー!あれ、まだ寝てた?ドングリ(ハンナの旦那さんであるティモが飼っているアライグマ)のおなかの調子、やっと治ったよ!それでやっと帰ってきたの!獣医さんの話では、食べた物のせいだろうって。姉さまのお部屋、相変わらずちゃんとお片付けしてるねぇ」
ソニア「そうなんだ、よかったね!ハンナちゃん、大変だったんだから今日は寝てていいよ?わたしとコハクちゃんは、サンドウィッチとか食べるから」
ハンナ「ううん。大変だったのは、姉さまのほうだよ。お疲れ様!ガレの妹さんが見つかって、ほんとによかった」
そんな会話が交わされた灯台荘に……
まもなく、お客様がやってきました。
ソニア「おはよう。ガレくん、ストロベリーちゃん」
ガレ「おはようございます、ソニアお嬢様。じつはストロベリーが、お嬢様に見て頂きたい物があると言って」
玄関が開いて入ってきたガレとストロベリーに、コハクが気づきます。ストロベリーは、コハクとおなじくらいの歳の女の子……仲良くなれるかな?
恥ずかしそうですが、いい感じです!
時間が、ふたりの距離を縮めてくれるでしょう。
そしてストロベリーは、胸に抱きしめていた古い楽譜を、テーブルに載せました。
ストロベリー「ソニアお嬢様に見てほしいのは、この楽譜なの。ママが死ぬ前、最後に作った曲。ママはその頃もう声があまり出なくて歌えなかったんだけど、あたしにこの歌を遺すと言って書いてたの。でも、あたしは文字も楽譜も読めないから、これがどんな歌なのかわからない。ソニアお嬢様は音楽家だって、ガレから聞いたの。お嬢様、ガレとあたしにこの歌を歌ってください」
ソニア姉さまは楽譜を手に取り、丁寧に読みました。
ソニア「ストロベリーちゃん、この歌を一度も聴いたことがないのね?」
ストロベリーは、こくりと頷きました。
ソニア「この歌は、わたしじゃなくてストロベリーちゃんが歌うべきだと思う。ストロベリーちゃんがガレくんに歌ってあげるといいと思う」
ガレ「おれに?」
ストロベリー「どゆこと?」
そして、姉さまはガレくんをお部屋からポイっと締め出し、ストロベリーとふたりで歌のレッスンをはじめました。
(歌が大好きなクゥが、興味津々で聴いてます)
ポイっと締め出されたガレくんは、ぷかぷかと海に浮いたり、ハンナちゃんのお人形遊びに付き合ったり、コハクの学校の話を聞いたりしていましたが、夕方になってもレッスンが終わらないので、ソニア姉さまによっておうちに帰されてしまいました。
ソニア「ガレくん。今日はもう帰って、ちゃんと食べてちゃんと寝てね?そして、明日ストロベリーちゃんを迎えに来て?ストロベリーちゃんは今日はわたしと歌のお稽古をして、うちに泊まってもらうことにするから。お歌、明日ガレくんにご披露します」
ガレ「……はい」
ガレくんは神妙な顔をしながらも、ちょっと困ったような笑みを覗かせています。
おお。
ガレくんをこんなに雑に扱うソニア姉さま、初めて見ました。ソニア姉さま、歌のレッスンに夢中です。意外と、スパルタ教師でした。笑
果たして、ガレとストロベリーの母・フェリシアナの遺作とは、どんな曲なのでしょうか……?
つづきます!
【おまけ】
せっかくお友達になれそうな女の子が泊まりに来てるのに、その子は歌のレッスンに拘束されてて一緒に遊べないコハク。(パジャマ・バージョン)
コハク「いつか、あの子と遊べるかな……?」
*
今回も、たくさんのMOD・CCのお世話になりました。
すべてのMOD・CCクリエイター様に、心より感謝しております!
Thanks to all MODS creators!

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