出発前夜、あるいは髪を結うシムたち

2020年1月30日木曜日

【プレイ日記2020】 ★ロイヤルと裸足の魔女編 マジカル後継者世帯 ミナキ家(子)

t f B! P L
こんにちはー。

今回から、ゆっくりと「新しいストーリー」に向けて前進して行こうかな……?
と思っている当ブログでございます。お変わりございませんか?

これから始めようとしているストーリーは「ふたつ」です。

どちらもちょっと長めなお話(といっても「呪いを解くカギを探す兄弟」編ほどではありませんが)になりそうなのですが「同時期のふたつのお話が相互に、微妙にリンクしながら進んでいく。しかし、ふたつのお話はそれぞれ独立していて、相互に強い影響を及ぼすことはなく、平行したまま終わる」というのをやってみたくなったので、ふたつのエピソードをキリのいいところで切り替えながら進んでいく、という形でやってみようかな?と思います。ああ、難しそう。どこまで出来るか、ドキドキします……。

肝心の内容のほうですが、エピソードのひとつめは「ロイヤルの恋人?編」(仮題)、ふたつめのほうは「子供になっちゃったエヴァーブルー編」(仮題)を予定しています。

※2023年2月追記:エヴァーブルー編は2023年現在、まだ始まっておりません。すみません。今後、お話化は予定しております※

というわけで、早速「ひとつめのお話」こと「ロイヤル編」の前日譚のそのまた導入部を、まったりとはじめたいと思います。

それでは、本日もまいりましょう!




ある穏やかな夜。

スラニ諸島のキーポイント……灯台荘で、いつも無造作なハンナちゃんが、珍しく髪をいじっていました。


ハンナ「あ、プレイヤー!いい夜だね。見て、あたしの頭!」


ん……?
おおお、可愛いねー!編んだんだ!

ハンナちゃんってほんとに「オンザまゆげ」の前髪が似合うよねぇ。

…………。
えーと、うん……?

ちょっと見ない間に、随分髪が伸びたね……?

ハンナ「あはは!違うよ、これはカツラ。きょう、ソニア姉さまがコンサート用のカツラを手入れしてて、おもしろかったから見物してたの。そしたら、姉さまはいちばん長いカツラをかぶらせてくれて、しかも編み込んでセットしてくれたんだ。姉さまって、すごいよね?」

(※ソニア姉さまのお仕事は、音楽家です)


へー、そうなんだ!

ハンナちゃん。この髪型、上から見てもすごく綺麗だよ?
その姿見じゃ、見えないでしょう?手鏡を持ってきてあげようか?

ハンナ「うん、貸して!……ありがと!わぁ、姉さまって音楽やお衣裳のことになると天才だな。こんなふうにぴっちり編めるんだもん。見て。頭を振ってもくずれない」

ハンナ「でもね、姉さまがほんとにすごいのは、このヘアアレンジの【うでまえ】が努力の賜物だってこと。姉さまはすごく不器用だから、音楽のお仕事をはじめた頃は、ポニーテールも結えなかった。一所懸命練習して、こういうアレンジが出来るようになったんだ」

(※姉さまは、ほんとに特質「不器用」持ちです)

そうなんだ。
ふふふ、ハンナちゃん、そのアレンジがお気に入りだね?

ハンナ「うん!姉さまに髪をやってもらうと、姉さまみたいな美人になれた気がするからね。もうすこしこのカツラかぶっていようっと」


平和なスラニで、ほっこりしたプレイヤー。

ハンナちゃんの髪をやってくれた姉さまは何してるのかな?
と思って、リビングに行ってみると……?


パジャマのまま、情熱的にエチュードを弾く姉さまの姿がありました。

もう夜も遅いのですが、離れ小島にある灯台荘なら、いくら楽器を演奏しても大丈夫。
深夜の大音響でご近所に迷惑をかけることもありません。

姉さまの「指慣らし」は、延々続きます。


スリッパ履いてるからあんよも冷えないでしょうし、ちゃんとカーディガンで防寒してるし、そっとしておきましょう。

この日のスラニは、気温が低めだったのです。

プレイヤーは灯台荘の窓から外に出て、夜空をゆらゆらと流されていきました。

下方にストレンジャービルが見えた頃、徐々に高度を下げていくと……


これまた、綺麗に結いあげられた頭です。
とても綺麗。

しかし、ちょっと待って。

ちょっっと待って。

銀色の髪の毛と、青い服?
もしかして……?


うわぁ、やっぱりグリフィンだった。

こりゃまた、きみもちょっと見ないうちに物凄く髪が伸び……

……あ、もしかしてグリフィンもカツラなのかな?
地毛そっくりの、すてきな色のカツラだねー。

グリフィン「…………。なんの話だ」

え。

グリフィン「これは自分の髪だ。身体に溜まっていたおれの魔力が髪に流れ込んだらしく、半日で三十センチ伸びた。前にも見たことあるだろう、おれの髪がこうなったところを」

え……?あ、ああ!
グリフィンが覚醒した時のことか!

そうだった。「髪は魔力の放出機関」なんだよね?
じゃあ三十センチ伸びちゃったから、シャーロッタに結んでもらったの?


グリフィン「そうだ。彼女は腕がいい。反面、おれのほうはひっつめるのに慣れてない。頭の皮が引っぱられる感じがする。だが、おれの髪は魔法薬の原料としてヴェルヴェット・ゴールドベルに提供する約束になってる。ヴェルヴェットがデル・ソル・バレーに戻ってくるまでは、切るワケにもいかない」

あ、ヴェルヴェットはいま、出かけてるんだね?

グリフィン「ディセンバーを連れて、薬草の買い付けに行ってしまった。あと五日はもどらない。彼女が旅からもどるまでに、おれの髪はドラゴンの全長くらいの丈になるかもしれないと恐れてる」

さ、さすがにそれはないと思うけど。
(ドラゴンの全長って、どのくらいだ……?)
それにしても、グリフィンが愚痴っぽいこと言うのも珍しいな……。
(ちょっとかわいい)

その髪型、とても綺麗だよ?最初びっくりしたけど、すごく似合うと思う。
グリフィンって、髪質恵まれてるタイプだよね?

グリフィン「自分では、よくわからない。ただ、呪いの問題が解決しておれの魔力が増してから、髪が光るようになったという自覚はある」

うん。
銀色の髪は、魔力の証だもんね。

(※グリフィンは、産まれた時は黒髪でしたが、成長するにつれて急速に髪の色が抜けていったという設定です)

それにしても、こんなに長い髪をこんなに綺麗な「まげ」にできるシャーロッタもすごいな。シャーロッタ本人の髪は短いのに上手にアレンジできるなんて、女子力の塊だよね?

プレイヤーも、教えてもらいたいくらいだよ。
ね、シャーロッタ?


シャーロッタ「…………」

うん?
シャーロッタ……?
どうしたの、シャーロッタ。

グリフィン「そっとしておいてやってくれ。森の清浄な水から離れ、この町で過ごすようになってだいぶ経つ。やはり、シャーロッタの身には負担が大きいらしい。水に浸かって眠っているとラクだと言うので、好きにさせてる」

え……。
あ、そうなんだ……。

(※シャーロッタは「水の精霊」の女の子です)

グリフィン「心配いらない。シャーロッタはあす、おれが屋敷に連れて帰る。屋敷というのは、おれやロイヤルのの故郷である【魔力の森】の屋敷のことだ。森の水源で休めば、シャーロッタも回復するだろう」

グリフィン「そうしたら彼女はまた、おれたちとこの町で暮らせる。シャーロッタの身体のためには彼女自身が森にとどまるのが一番だが、彼女はそれを望んでない。精霊とは言え、おれはシャーロッタにも、心のままに生きてほしい」

そうか、そうするんだね。

グリフィンが森のお屋敷にもどるのはすごく意外だけど、シャーロッタのために、一度帰るのがいいね。

グリフィン「その通りだ。それにおれが屋敷にもどるのは、シャーロッタのためというばかりじゃない。いまではおれが、仮にもノーマンの当主、一族の代表だ」

彼としてはただ事実を言ったつもりのようでしたが、その言葉には【ほんとうはそんなのは、ガラじゃない】という本心が透けて見えていました。

グリフィン「先代である親父が存命とは言え、おれの役目を投げだすわけにもいかない。各地からの手紙に目を通したり、サインしたり許可を出したりという、それらしい仕事が待ってる。たまには一族の役に立っておかないと、ロイヤルやシャーロッタもろとも、力ずくで連れもどされるかもしれない」

言葉だけ聞くと不満そうですが、グリフィンの瞳にはうっすらと「笑みのような」光が浮かんでいました。

豪胆ではあるけれどきわめて繊細だった青年に、この世界で生きていくための逞しさのようなものが備わってきたようです。


そんなことを話しているうちに、スリッパが草を踏む音が聞こえました。
だれかがシャーロッタの様子を見にきたのです。

この「うさぎさんスリッパ」を愛用してるのは、プレイヤーの知る限り……さっきスラニで見たハンナちゃんの他には、ひとりだけです。


ロイヤル「シャーロッタ、まだ目を覚まさないか?」

グリフィン「そんな顔をしなくて大丈夫だ。彼女は生きてる」

ロイヤル「グリフィンひとりで、シャーロッタを屋敷まで運べるのか?グリフィンだって、腕は二本しかないんだぞ?やっぱり、おれも行こうかな……」

グリフィン「心配ない。途中までは長距離バスだ。それに、おまえはおれと違って、屋敷に近づく理由がない。あの屋敷は、魔法の檻だ。近づかなくて済むなら、そうしたほうがいい。それにおれのほうは、ポーラスターもいっしょだ。手が足りないということはないだろう」

…………?

なんかいま、グリフィン面妖なこと言わなかった?
ポーラスターもいっしょに、お屋敷に帰るの?



グリフィン「ポーラスターは彼女自身の望みで、屋敷に顔を出すことにしたらしい。彼女はおれたちを追って屋敷を出たあと、旅の途中で成人を迎えた。大人になるまでに魔力が発現しなかったノーマン家の者は、一族特有の儀式に臨んで、血族への忠誠を示すというならわしがある。彼女はいったん屋敷にもどって、その儀式を受けたいらしい。おれが屋敷にもどると言ったら、いっしょに行くと」

ロイヤル「ポーラ姉さんの考えがわからないよ。話題にしただけではらわたが腐るようなひどい風習、はねつけたって構わないんだ。魔力がない者が魔力のある者に仕えるなんて、そんなの古いし、おかしいよ!魔力を持ってるヤツがえらいワケじゃないだろ?」

グリフィン「おれもそう思う。だが、彼女が望むなら止めることはできない」

グリフィンの公平さは、ロイヤルにとってはとりつく島がありません。
ロイヤルは怒ったような足音を立てて、部屋に入ってしまいました。

グリフィン「……そのままにしてやってほしい。ロイヤルの気持ちはよくわかる」


グリフィンは本を取り出し、水面に浮かぶシャーロッタの様子を見守りながら、月明かりを頼って読みはじめました。

グリフィン「ピチキャット・ポルカだ。ポーラスターの話をしてたら、本棚に入ってるのを思い出した。森の家で育ったおれに、彼女が差し入れしてくれた児童書……あのとき、ポーラスターは九歳だった。自分の好きなものを送ってくれたらしい。このページのすみのらくがきは、ロイヤルじゃなくておれの字だと思う」

なんて書いたの?子どもの頃のグリフィンは。

グリフィン「星だけがおれを知っている。……そう書いてある。なぜ書いたのか、まったく憶えてない」


トトわんこがやってきて、尊敬するご主人に報告します。

トト「ロイヤル坊っちゃんは、ベッドにもぐりこんで眠ってしまいました。わん!


シャーロッタは、たゆたう水のように眠りつづけ、


ロイヤル坊っちゃんも眠りによって、いっとき怒りの感情をやすめます。
物語はまだ、穏やかな日常を漂っているのでした……。


つづきます!



今回のハンナちゃんのポーズは、

Howondaland 様

よりお借りしました!
その他、お借りしたMOD・CCについては「MOD一覧」のラベルからご覧ください。
すべてのMOD・CCクリエイター様に、心より感謝しております!
Thanks to all MODS creators!



【余談】
シムズ用Twitterアカウントを開設しました。
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