ハンナ・ミナキの証言
ラマコーンのおもちゃがどっか行っちゃったことには、とっくの昔に気がついてたの。
あれはもともとあたしのおもちゃだったんだけど、コハクが小さい頃にほしがったから、あたしあの子にあげたんだ。コハクはきちんとした子だから、遊んだあとは必ずおもちゃ箱にしまってた。
いつ頃から見あたらないかって?2か月、もっとかなぁ。あんまり気にしたことないよ。あたし時々、今はあの子のものになったラマコーンを借りて空想劇をするんだけど、その時にあたしがピアノの裏にでも放り投げちゃったかなって思ってた。そのうち捜し出されるだろうって。うちにはお掃除プロフェッショナルのブルーノさんがいるからね。
*
執事ブルーノ・エインズワースの証言
コハクお嬢様のラマコーンですか?
はい、お嬢様が大事になさっていることは存じております。見あたらない?確かにその通りですな。ラマコーンのおなかを押したときに鳴る声を、久しく聞いておりません。いつ頃から?そうですね。2か月、もっとと言ったところでしょうか。
コハクお嬢様のおもちゃ箱をわたくしが開けることはございません。お嬢様が幼かった頃は片づけをお手伝いしておりましたが、もうお嬢様も小学生におなりですので。まだまだお小さいとは言え、おもちゃ箱はお嬢様のプライバシーでございます。ピアノの裏?あそこには今、ハロウィンのかぼちゃが隠れているだけでございますよ。
***
というわけで、
メイン世帯「ミナキ家(子)」では、少し前から行方不明になっていたオブジェクトがありました。(実話)
テーブルの上にも壁の棚の上にもカウンターの上にもおもちゃ箱の中にもない...。
あの可愛らしい紫色の、ワッフルコーン・ザ・ラマコーンがです。
ない、ない、ない、ない、
どこにもない...!
おかしいなぁ、間違えて売却しちゃったのかなぁ。
それともどこか死角に転がってるのかなぁ。
と、首を傾げていたのですが、
小学校から帰ってきた四女・コハクに宿題をしてもらおうと思って彼女の持ち物画面を開けたところ、単純にして単純な事実が発覚。
ラマコーン、コハクの持ち物に入ってた。
コハク、何か月もラマコーン持って小学校通ってたのです。
何それ可愛い。
シム世界はとってもフリーダムで寛容だから、きっとおもちゃ持って学校行っても全然OKのはず。休み時間に仲良しの子とお人形遊びしたり、決闘させて英雄ごっこをしたりするかもしれない。
何それ可愛い。
プレイヤーも混ざりたい。
きゅうぅぅん!としてる間に、コハクはごきげんでテーブルにつき、キッズラジオを聴きながらラマコーンと空想遊びをはじめました。
空想世界で遊んでます。
左手は、ラジオに合わせてリズムを刻む。
盛り上がってきて、ひょっとこ化。
ラマコーンに頭突きされた。
いたた。
空を飛ぶラマコーン。
想像の翼をつけて飛び立つのです。
コハク、歌ってます。
可愛いなぁ。
おもちゃでひとり遊びしてるところって、近くで見るとこんなに表情豊かなんですねぇ。Tabモードで見てみてよかったぁ!
ほっこりしてたら、コハクが次女・ハンナとお話をはじめます。
コハク「お姉ちゃん、そうだんがあるんだけど」
ハンナ「なあに?」
コハク「コハクね、おともたちがほしいんだ」
ハンナ「.........え?」
3人の姉&執事さん「.........え?」
プレイヤー「.........え?」
え?
ちょっと待ってコハク。学校にお友達いるでしょ?いじめっ子にやり返したとか、愛の日にお花を配ったとか言ってたじゃん!
これ実話で、本当にびっくりしたのですが、コハクの交友パネルを確認してみたら、本当に「子供世代の友達」(というか、緑のバーがついてる子供世代シム。「知り合い」とかも含めて)がひとりもいなかったのです!
そういえば、自宅がスラニの離れ小島(キーポイント)にあるためか、訪ねてくるシムもあまりいないし、コハクが学校のお友達を連れて帰ってきたことも、1回もないかも...?
えええええ!
そうだったんだ!!!
そりゃあ、おもちゃで遊ぶのもジャングルジムも砂遊びもヴァイオリンも楽しいけど、おなじくらいの歳の子と友達になれたら、もっと楽しそうだよねぇ。
よしきた。
まかせろコハク。
ハンナ「いい考えがある」
コハク「なあに、それ?」
ハンナ「チームを作るんだよ、コハクが」
コハク「ちーむ...?」
こうして、謎の「コハクのチーム作り計画」がはじまったのでした。
つづきます!
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