ラマコーン行方不明事件が無事解決したミナキ家(子世代)。
ごきげんでラマコーンと遊びはじめた四女・コハクが、次女・ハンナを呼び止めて、あらたまった口調で切り出します。
「お姉ちゃん。コハクね、おともだちがほしいんだ」
ミナキ家が暮らすのは、南の楽園スラニの離れ小島。そういえば、訪ねてくるシムもあまりいません。
ハンナが妹に答えます。
「いい考えがある。チームを作るんだよ、コハクが」
「ちーむ...?」
こうして、謎の「コハクのチーム作り計画」がはじまります!
*
というわけで、コハクのための「チーム作り」詳細が明かされます。
(話を聞いて、家族が集まってきました。ブルーノさんとソニアの間でも、活発な議論が交わされています。)
ハンナ「友達っていうのはね、作ろうと思ってもうまくいかないことがあるものなんだ。最初は仲良くなれそうと思っても、すこし経ってみたらやっぱり気が合わなかったってことも、よくあるからね。そんなふうに、友達を作るのは意外と難しかったりするけれど、場を作ることならできるでしょ?」
コハク「場?」
ハンナ「そう。子供が集まる場を作って、そこでみんなそれぞれ、やりたいことをやるんだ。ジャングルジムがしたい子はそうすればいいし、宿題したい子はすればいい。おしゃべりしたい子も、おしゃべりしたい子同士すればいい。みんな自由にすごすんだ。そうしているうちに、お互いのことがわかってくる。この子とは気が合いそうだ、とかね。
そうしたら、自然にその子と一緒に遊ぶようになるよ。この子とは気が合わないかな、と思った時は、戦ったりしないで距離をとればいいんだ。別のことをしたり、別の子と遊んだりすればいいんだから。もちろん、みんなで一緒に遊んだっていい。みんなの中にいたいけどひとりですごしたい時は、そうしたいって言うんだ。
コハクはそんな場所を作って、行きたい時はいつでも行くといい。行けば必ず誰かがいる場所。そういう場を作るんだ。その場所はきっと、みんなのためになるよ。それが『チーム』ってわけ」
(ハンナの個人的な見解です。)
コハク「できるかなぁ。だってコハクは、どうやってシムを集めたらいいかわかんないもん」
ここでアイディアを出したのが、執事のブルーノさんです。
ブルーノ「良い考えがありますぞ、コハクお嬢様。サンマイシューノのとあるお宅に、お嬢様と同じ年頃の女の子がおいでです。間違いありませんな、ハンナお嬢様」
ハンナ「ああ、確かにあのお宅ならイイかも」
エヴァーブルー「あれ?その子、コハクとおなじ学校じゃない?」
ランドグラーブ小学校は、すごく大きい学校ですからね。
おなじ学校に通っていても、知らない子もいるのです。
コハク「でも、どうやってその子に『チームに入らない?』って言うの?会ったこともない子を誘うなんて、恥ずかしいよ」
ハンナ「じゃ、明日学校から帰ってきたら一緒にサンマイシューノへ行こう。そのお宅、あたしの古い友達がいるんだ。帰りは夜になると思うけど、時間がなかったらそのお宅で宿題させてもらおう」
コハク「だいじょうぶかなぁ」
お姉ちゃんたちは、ほかにも子供のシムがいるお宅に心当たりがあると言います。
コハクの「チーム作り」が、いよいよはじまります!
つづきます!
*
おまけ
クゥのワルい顔。
ワルカワイイです。
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