苦手な方ご注意くださいませ。
*
スラニの始祖と噂される人魚、またの名「島姫」チキ様は、愛に生きる恋多きシムですが、運命の相手と思い定めて一緒に暮らしはじめた少女の電話番号を、まだ知りません。
一緒に住んでるのに電話番号を知らない…。
これは一大事です。
おたがい別々に出かけたら、連絡つかないじゃないか。
「帰りに玉子買ってきて」とか電話できないじゃないか。
そんなわけで(?)
可及的速やかに、ゼラちゃんの電話番号をゲットしたいチキ様ですが、今日もゼラちゃんは元気に仕事に行ってしまいました。
しかたない。
ゼラちゃん遅刻気味だったし、引き止めるわけにもいかないです。
チキ様は海に出て、海と戯れながら、運命のシムの帰りを待つことにします。
入り江に出たら、早速モーギン先生と出会いました。
先生は、うちのシム世界では「都会の魔女」マル・フォーンの師匠にあたるお方です。
こんにちは!
先生は、ビーチサンダル履いたまま泳いでらっしゃいます。波にとられないようにね、ビーサン。あと、お帽子もとばされないようにね。
あらゆるシムに分け隔てなく愛を注ぐチキ様は、(ゼラちゃんのいない間に)この先生にもときめいたかもしれませんが、なんとなくプレイヤーの印象として「モーギン先生は、恋愛にキョーミないかもしれないなぁ…?」という疑問が頭をもたげたので、魅惑の自己紹介をするのはご遠慮してねと、チキ様にお願いしました。
恋ではなく友情を。ね?
このアウトリガーカヌーは、モーギン先生の持ち物です。どことなく、先生らしい配色。素敵です!
先生に、クレイジーな目を光らせたりなどします。
イルカさんを呼びました。
名前は、パンドレアくん(ちゃん?)です。可愛い。
スラニは今日も、いい天気です。
雲ひとつない、ってこのことだなぁ。
夕方、ゼラちゃんが帰ってきたので、早速電話番号を聞いてみます。
ところが…
ゼラちゃん、こんな顔。
うぅむ。ちょっと性急すぎたかな。
チキ様、ちょっと話題をかえてお茶を濁しつつ、そのうちもっかい訊いてみるといいよ。
というわけで、もっかい訊きます。
やっぱりゼラちゃん、こんな顔。
えええええ!!
ゼラちゃんは、チキ様のこと恋愛対象として見てないってこと!?チキ様のこと大好きだけど、恋のお相手ではないってこと!?
そっかぁ。たしかに、ふたりにガールフレンド同士になってラブラブしてもらいたいっていうのは、プレイヤーの勝手な都合ですものねぇ。
ああ。ゼラちゃんが行ってしまいました。
チキ様は恥ずかしさのあまり、ベッドに潜ってみんなから隠れてしまいました。
こうなったら、奥の手です。
チキ様、「あれ」をゼラちゃんに渡して!
昼間用意した「あれ」!持ってるでしょ?
というわけで、
プレイヤーのゴリ押しにより、プレゼント大作戦決行です!
チキ様が昼間用意したのは、ひときわ美しい「チューリップ貝の殻」。このスラニの海の「神話の時代」から生きているチキ様にとっては、自分の一部・自分のかけらと言ってもいいでしょう。これを渡して、愛を示すのです!ちょっぴりいやかなり愛が重いですけれども、チキ様は情熱的なのです!
わお。ゼラちゃんの喜び顔。
このSSではわかりにくいのですが、このあとハートが乱れ飛んで、とっても喜んでくれました!!ハートをうまく撮れなかったのが残念!
そして予期していなかったのですが、この貝殻はプレイヤーの予想以上にふたりにとってロマンチックなものだったらしく、ふたりとも一気に「超誘惑的」のムードになってくれました!
いいぞ、チキ様!!
今こそ、ゼラちゃんの電話番号を聞くのです!!
さあ、結果はどうなる!!
*
*
*
結果は、ふたりのこのラブラブ度を見れば、おわかりかもしれませんね。
やりました…。チキ様とプレイヤーは、ゼラちゃんの電話番号をゲットできました…。長かった…。
そして、このSSだけ見ると、静かな夜のロマンチックな光景みたいに見えますが…。
実際は、こんな感じ。
賑やかな、いつもの夜です。
ところで、そろそろ薪をくべたほうがいいですね?
コシをいたわるモーギン先生と、燃えさかる炎。
ゼラ「チキ様、だいすき!」
この後、ふたりは晴れてお付き合いをはじめました。
スラニの夜空の下に、南国の華のようなカップルの誕生です!
やったね!
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿