本編ストーリー用語集(設定・造語メモ)

2020年6月12日金曜日

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この記事では、私が当ブログで公開しているお話のためにでっちあげた「うちの世界独自の設定・用語・造語」などを記録します。用語を忘れがちな自分にあてたメモですので、著しく華やかさを欠くうえ、とくに目を引くものもないページですが、ご容赦ください。

(記載は、五十音です)
(最終加筆修正:2024年2月6日)


・恢復戦争

かいふくせんそう、と読む。450年ほど前に起きた、うちの世界では史上最大の戦争。地上の覇権を得ようとしたヴァンパイアの一族「プラチナム家」の侵攻により始まったといわれているが、プラチナム公爵こと公姫エドワルダは「英雄」ライオネル・トワイライトに討たれた。恢復戦争後の世界を(現代まで含めて)「残光の時代」と呼ぶこともある。

・カドガン

「英雄」ライオネル・トワイライトの側近だったといわれる人物の名前。人物像についての詳細は不明。恢復戦争の末期に火災から子どもを助け出そうとして命を落としたという記述だけが、古文書に残っている。

・寄宿学校

現代の世界においても、寄宿学校という形態は(減少したとはいえ)残っている。そのうちのひとつである名門校が、ウィンデンバーグにあるらしい。

・金の虹彩

読みは「きんのこうさい」。
ヴァンパイア向けの謎のラジオ番組のDJが、みずからを「金の虹彩」と名乗っている。その正体は不明。そもそもこのラジオ番組自体が「深夜二時前後に、サンマイシューノ近辺でとある周波数に合わせると、雑音まじりでありながらもなんとか聴けることがある」という、怪談じみた存在。内容は、ヴァンパイアコミュニティ向けのごくふつうのご当地情報番組。

・腰の翼

「誓約の血族」(後述)がその身に施すタトゥーのうち、最も一般的な意匠。

・島姫

読みはそのまま「しまひめ」。
うちの世界のスラニの大巫女であり、始祖と噂される長命の人魚・チキの尊称。

・誓約の血族

「魔力を持つ一族」(ノーマン一族)には、一族に生まれた子どもが成人までに魔力を発現しなかった場合、その子は「成人の儀式」に臨んで一族への忠誠を示さなければならない、という独特の慣習がある。

この儀式を終え、一族のしもべとなった者を「誓約の血族」と呼び、彼/彼女らは、忠誠のあかしであるタトゥーを背中にほどこす。この慣習に対しては、権利と自由に目覚めた一族の若者たちを中心に、反発の声もある。

・精霊

うちの世界には、地風火水闇の性質を持つ、ヒト型の「精霊」が存在する。「光の精霊」はすでに絶滅している。

・戦姫ヘレネ歴

恢復戦争が終結した年を「戦姫ヘレネ歴元年」とする紀年法。単に「正暦」と呼ぶこともある。うちのお話内での「現在(今年)」は、戦姫ヘレネ歴423年。

・投資

17歳のジョイ・ラムは、投資に才能を発揮する。

・灯台守

代々、ミナキ家の女子に受け継がれてきた役目。現在の灯台守はミナキの筆頭フリーダではなく、その娘ハンナである(まだ見習い)
灯台守は、時代の節目節目に特別な役割を果たすと、伝承は語っている。

・ナーストレンドの森

「魔力を持つ一族」(ノーマン一族)が隠れ住んでいる森林地帯の通称。正式な名前は全然違う。いわくつきの森で、近隣の人びとも立ち入らない。北方の寒冷な地域に存在するが、夏はそこそこ暑い。

・人魚王 

にんぎょおう、と読む。ノーマン一族の保管していた古文書にある、謎の言葉。

・ノド・ミナキ

「英雄」ライオネル・トワイライトの本名。

・呪われた魔力

グリフィン・トワイライトが、先祖であるライオネル・トワイライトから受け継いだ力。グリフィンはやがて、この魔力に侵食されてすべての感情を失い、その身はただ膨大な魔力を放出するだけの「装置」になり果てると言われている。

・はぐれヴァンパイア

ヒト(シム)のコミュニティを離れ、山岳地帯や谷あいに潜んで野生動物のように生きるヴァンパイアたちの通称。多くは、恢復戦争で敗れたヴァンパイアの生き残りや、その子孫である。

ブラッドを求めて人間を襲うことがあるため、猛獣のように恐れられている。

・ヘレン・デイライト

「英雄」ライオネル・トワイライトの妹である、クスク・ミナキの別名。

・東の国

その名の通り、東の遠くのほうにある国。その国のシムたちは「着物」と呼ばれる服を着て、干し草を編んだような床のうえを裸足で歩く。

はるかむかし、コモレビ山から旅立った人びとが作りあげた国だという説が一般的。コモレビ山の伝統と同じく「着物」などの独特な風習は、東の国においても、時代とともに薄れつつあるという。カノコ・モアの故郷でもある。

・筆頭

ミナキ家を率いる代表者は、伝統的にこう呼ばれる。「筆頭」はすべて女性で、多くの場合、長女からその長女へと引き継がれる。

・魔力の左手

「魔力を持つ一族」(ノーマン一族)が「杖を介さずに」魔法を行使する場合、左手から魔力を解放する者が多い。左手で魔力を振るう者と右手で振るう者の比は、4:1だと言われている。そのため、魔法使いの左手を指して「魔力の左手」と呼ばれることもある。

なお、魔力解放のために使われる手が「右か左か」は、その者の利き手が「右か左か」という話とは、とくに関係がない。

・森の守護者

「魔力を持つ一族」(ノーマン一族)が住む北方の森林地帯に生息するオオカミたちのことを、魔力持つ一族の者はこう呼ぶ。

この地域のオオカミたちが、魔力持つ一族の者を襲うことはない。一族の魔力には毒性があり、オオカミたちが一族の者を喰らうと激しい食あたりを起こすため、よほどのことがない限り狩りの対象にしないのだと言われている。

・ヴァンパイア・ブルー

うちの世界のヴァンパイアは「おとなになるまで、ほとんど全員が青っぽい瞳を持っている」「成長すると、青かったはずの瞳が金色になったり赤くなったり、さまざまな色に分かれていく」という、種族としての性質を持っている。

子ども時代のヴァンパイアの瞳の色を指して「ヴァンパイア・ブルー」と呼ぶ。つまり「キトゥン・ブルー」みたいなもの。


(以下、加筆予定です……)


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