今回は久しぶりに(でもないかな?)「呪いを解くカギを探す兄弟」回です!
というわけで、まずはいつもの定型文を!
当ブログは現在「長々としたストーリー」をプレイ日記風に連載中です。が、ストーリーのどこから見ても大丈夫だと思いますので、お気が向かれましたら、最新記事とかをのんびりご覧くださいませ。
(前回のお話は、こちらです)
(過去のストーリーの流れは「マジカル旅人世帯」のラベルからどうぞ!)
それでは、本日もまいりましょう!
*
母親であるフリーダから魔法の水晶を託されたハンナ・ミナキの、ストレンジャービル訪問。グリフィンが所持していたもうひとつの魔法の水晶は、グリフィンの呪われた魔力を吸収しておらず、グリフィン&ロイヤル兄弟の呪いを解く方法については、進展が無いかのように見えました。
一方、兄弟の先祖ライオネル・トワイライトと、ハンナの先祖クスク・ミナキが実の兄妹であったことが明かされ、シムたちの不思議なつながりが見えてきます。そして…?
ストレンジャービルに、また朝がやってきました。
ハンナちゃんがスラニに帰っていく日です。
兄弟のおうち(スリップ42)の前で、ハンナちゃんは空を見ています。
ハンナ「あ…ほほう…」
ハンナちゃんは子供の頃も、こうやってよくひとりで空を見てたって、グリフィンたち言ってたなぁ…。プレイヤーはその頃のハンナちゃんのこと、よく知らないけど…。
そこにロイヤル坊っちゃんもやってきました。
ロイヤル「ハンナ、どうしたの?なんか見える?」
ハンナ「うん。飛行機とんでる。凄いね。スラニじゃ見たことない」
ロイヤル「あぁ…軍用機だな。この町じゃ珍しくないんだよ」
ふたりはしばらく黙って空をながめます。
ロイヤル「それにしても、不思議だよな。おれもグリフィンも、自分が受けた呪いが一体何なのか、その正体を正確にはわかってなかった。いや、今だってわかっちゃいないけどさ。でもハンナが、その謎を解くための小さな手がかりを持ってきてくれた。おれたち自身がわかってないことを、遠くに住んでるハンナが知ってるのは、ありがたいけど変な感じだ」
ハンナ「あたしだって、本当のところはわかんないよ。あたしは母さまのおつかいで、母さまから聞いたことを伝えに来ただけ」
ロイヤル「うん、だからフリーダが凄いんだ。不思議だよ。おれもグリフィンも、フリーダとは子供の頃に何度か会っただけだ。おれたち自身にもわからないおれたちの問題を、ずっと気にかけてくれてたなんて」
ハンナ「ま、自分のことはいつだって、よくわかんないもんだよね。あたしも髪型替えて以来、鏡見ると『コレ、誰だっけ』って思う」
ロイヤル「はは、それはちょっと違うけどさ」
ハンナを迎えに来たグリフィンも、聞こえたらしくすこし笑っています。
グリフィン「行くんだろう、もう?」
ハンナ「そうだね、行くよ。…あ、そうだ。ふたりとも聞いて。あたし今はもう『ひとりぼっちのハンナ』じゃないんだよ?姉さまと妹たちができたんだ。あたし子供の頃、あんたたちみたいな兄弟がいることに憧れてた。そして、憧れてたものを手に入れた」
グリフィンは多くを聞かず、ほほえみます。
グリフィン「そうか、よかった」
ハンナ「時々、ケンカもするけどね」
ロイヤル「はは、おれたちと一緒だ」
ハンナ「うん。じゃ、また会おうね」
そう言ってハンナはおもむろに立ちあがり、兄弟と握手をかわして…。
振り返らずに、行ってしまいました。
驚くほどあっけないお別れ。
ロイヤル「なぁ、グリフィン…。おれたちの知らないところで、みんながおれたちのために行動してくれてた。シャーロッタも、フリーダも、ハンナも…。おれたちもこの町で冒険なんかしてないで、もう一度呪いを解くカギを探す旅に出るべきじゃないのかな?いや、今だってそれを探してるわけだけど、なんとなく…この町には呪いを解くカギなんか…ないような気がするんだよなぁ…」
グリフィン「それでも」
グリフィン「それでも一度は、自分ではじめたことだ。必ずやり遂げる。この町の謎を解くことは、おれたち自身のためではなく、きっと他のシムのためになる」
ロイヤル「そっか…。うん、そうだな…。おれ、他のシムにためになったことなんてないから、そうなれるなら十分だな…」
そしてふたりは、ストレンジャービルの危機を救う冒険へと、戻っていくのでした…。
エピソードはひとまず一段落しましたが…
まだ、つづきます!
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