今回は「呪いを解くカギを探す兄弟」回です。
というわけで、まずはいつもの定型文を!
当ブログは現在「長々としたストーリー」をプレイ日記風に連載中です。が、ストーリーのどこから見ても大丈夫だと思いますので、お気が向かれましたら最新記事とかをのんびりご覧くださいませ。
(前回のお話はこちらです)
(これまでのストーリーの流れは「マジカル旅人世帯」からどうぞ!)
それでは、本日もまいりましょう!
*
ストレンジャービルのバーの外で、謎の精霊がすわりこんでいるのを見つけたロイヤル坊っちゃん。
即座にバーに駆け込んで、兄グリフィンに「大変だ!あいつが居る!」と訴えます。
グリフィン「なんの話だ。声がでかいぞ…」
ロイヤル「いいから来てよ!早く!」
坊っちゃんがグリフィンを連れてもどってくると、精霊はまだそこに居ました。
ロイヤル「ディセンバー!おまえ、ディセンバー・ニュームーンだろ!?おれだよ!ウルハの息子のロイヤル・バーンウッド!こっちは兄貴の……!」
???「ディセンバー…。それがぼくの名前なのですか?」
ロイヤル「は……?」
???「ぼくは、自分の名前が思い出せないのです」
ロイヤル「…………!!」
グリフィン「…………」
???「それだけではありません。ぼくは、なぜぼくがここに居るのかもわからない。ここは一体どこでしょうか。ぼくは、誰かとても大切なシムと一緒に、幸せに暮らしていたような気がします。そしてぼくはどこかに出かけた。でも、どこに出かけたのかも、どこに住んでいたのかも思い出せないのです」
ロイヤル「そんな……」
ロイヤル「で、でも、おまえはディセンバーに間違いないよ!シャーロッタだってずっと心配してたんだ!ほら、おまえは【盟主】に連れていかれて……!」
???「シャーロッタ……?盟主……?」
ロイヤル「ディセンバー!!」
グリフィン「ロイヤル、すこし黙れ」
それまでじっと聞いていたグリフィンが、ようやく口を開きました。精霊に向きなおって、尋ねます。
グリフィン「本当にどこから来たかわからないのか。何か手がかりは。住所や何かを書いたものは持っていないのか?」
???「…………」
グリフィン「…………。わかった」
グリフィン「立て。おれにつかまって構わない。おまえの身体が衰弱しているのはわかる」
ロイヤル「グリフィン?」
グリフィン「連れて帰ろう。この町は今、飛散する胞子で大気が汚れてる。水の精霊には負担が大きい。何にしても、このままほっておくわけにはいかないだろう」
そして兄弟は水の精霊を連れ、目と鼻の先のおうちにもどっていきます。
グリフィン「……寝たか?」
ロイヤル「うん。泥のように眠ってる。やっぱり相当疲れてたみたいだ」
グリフィン「ロイヤル、本当にディセンバーだと思うのか。シャーロッタの双子の兄の?水の精霊は血のつながった者であろうとなかろうと、みんな見分けがつかないほど似てるのが普通だ。正直、おれはどの精霊を見てもシャーロッタと同じ顔に見えて、わからない」
ロイヤル「何言ってんだ。見間違えるわけない。あいつが【盟主】に貰われていくまでは、毎日屋敷で顔を見てたんだから。グリフィンこそ、どうしてあいつを覚えてないんだよ」
グリフィン「おれは4歳までしか屋敷に居なかったからな。森の家に移ってからは、ディセンバーには1度も会ってない。4歳の時に見た顔を鮮明に思い出せというほうが無理な話だ」
ロイヤル「あ、そっか」
グリフィン「そうだ」
謎の精霊が起きてきました。
ついさっきまで、ぐっすりと眠っていたはずなのに。精霊は耳がいいので、兄弟の話し声で目が覚めたのかもしれません。
グリフィン「靴を履いてくれ。今日は胞子が多い。あまり皮膚に触れないほうがいい」
グリフィンがそれを言うんですね…。
そして、またもやシンクに蔓延りはじめたツタを、文句も言わずに駆除しはじめるグリフィン。その様子を、謎の精霊がいつまでもぼんやり見ています。
グリフィン「……用があるなら聞く」
???「いえ、あの……。空腹、を感じて……」
とりあえず、兄弟は精霊に食べさせます。
これは、サーモンの香草焼き。
この間ハンナちゃんが訪ねてきた時、出がけに作って冷蔵庫に入れていってくれた食料です。
グリフィンも靴を履いて(というか、全面的に着替えて)くれました。
これでひと安心。
グリフィン「ひと安心……?そうでもないだろう。むしろ、これからが問題だ」
つづきます!
*
今回のポーズは、
新生まるきぶねスローライフ 様
よりお借りした素敵なポーズ(画像1枚目~4枚目)のほかに、
自作のへっぽこポーズも使用しております……。こうやって見ると、もうちょっと調整したほうがいいなぁ……。練習あるのみ!
すべてのMOD・CCクリエイター様に、心より感謝しております!
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