今回も「呪いを解くカギを探す兄弟」回です。そして今回は、グリフィン&ロイヤル兄弟と別れて呪いを解くカギを探す、水の精霊シャーロッタの足取りを追いかけてみたいと思います。
というわけで、まずはいつもの定型文を!
当ブログは、現在「長々としたストーリー」をプレイ日記風に連載中です。が、ストーリーのどこから見ても大丈夫だと思いますので、お気が向かれましたら、最新記事とかをのんびりご覧くださいませ。
(前回のお話は、こちらです)
(これまでのストーリーの流れは「マジカル旅人世帯」のラベルからどうぞ!)
それでは、本日もまいりましょう!
*
グリフィン&ロイヤル兄弟のもとにハンナを送り込み、魔法の水晶を届けさせたフリーダ・ミナキ。シャーロッタもまた、フリーダによって「スラニの島姫」チキ・ブーゲンビリアに会うことを勧められます。
フリーダは「人魚であるチキ様なら、霊的なチカラで【盟主】ヴェルヴェット・ゴールドベルの行方を捜せるかもしれない」というのですが…?
というわけで、シャーロッタはフリーダに連れられて、スラニの高台の屋敷を訪ねることになりました!
屋敷へと続く道のわきの入り江では、珍しいことにミズ・ジョイ・ラムとライナス・ウィンターが泳いでます。
やあ、珍しいねぇ!どしたの?
ジョイ「こんにちは、プレイヤー。わたしは今、ライナスのお姉さんであるベアトリクスさんのご指名で、ライナスに海での泳ぎを教えているの。ライナスはとても筋がいいのよ?」
ライナス「ジョイ。そっちでお話ししてないで、ちゃんとぼくに教えてよ!コハクに泳ぎで負かされるのは、もうイヤなんだから!」
ジョイ「はーい!じゃ、ここからは厳しく教えるわよ?」
ほぉ…。意外な人間関係(シム関係)だなぁ…!
屋敷に着くと、チキ様の「妹(精神的な意味での)」で「恋人」でもあるゼラ・ウルフが出迎えてくれました。
ゼラ「ようこそいらっしゃいました。現在、チキ様は離れにて島の古霊と語らい、島姫としてのお務めを果たしておいでです。ご用でしたら、こちらでお待ち頂くことになります…」
フリーダ「こんにちは、ゼラ。遠方からのお客様をお連れしたのよ。チキ様のお力が必要なの。こちらの精霊の女性は【盟主】ヴェルヴェットを捜している」
ゼラ「めいしゅ…?わたしには魔法使いのことはわかりませんが、ご苦労様です。さあ、お入りください。皆様もどうぞ。階段が急傾斜ですからお気をつけて…」
そして、瞑想を終えたチキ様が…。
母屋に登場しました。
チキ「よく来てくれました、星の子供たちよ。まあ、フリーダ・ミナキ。お久しぶりですね。さあ、皆様のお話を伺いましょう」
シャーロッタ「お会いできて光栄です、島姫さま。早速ですが、お聞きします。島姫さまは【盟主】ヴェルヴェット・ゴールドベルの行方をご存じありませんか?じつは、わたくしがお仕えしている方々が、とある呪いに苦しんでおります。わたくしはその方々のために、なんとしても【盟主】にお会いしなくてはならないのです」
チキ「ヴェルヴェット・ゴールドベル…。なんと懐かしい名前でしょう…」
チキ「残念なことですが、【盟主】ヴェルヴェットはもう、この世界のどこにも居ません。【盟主】は、とある大切に思っていたシムを救うため、古代に失われた禁忌の魔法を蘇らせようとしたのです。心を持たないからっぽのシムに、心を植えつける魔法であったとか。しかし実験は失敗し、【盟主】の肉体と魂は消滅しました」
シャーロッタ「…………!!」
シャーロッタ「で、では…!【盟主】と、わたくしの兄は、もう…!」
打ちのめされるシャーロッタを、チキ様は黙って見つめます。
その時、今まで一切口を挟まなかったフリーダが言いました。
フリーダ「チキ様、その【盟主】消滅のお話は…噂のたぐいでしょうか?もし噂なら、まだ真相を探ってみるだけの価値はあります。【盟主】の行方は、現在の魔法界でも最大の謎と聞きます。なぜ、チキ様はそのような、今まで誰も知らなかったことを…」
チキ「知っているのか、と?」
フリーダ「そうです」
チキ様は、大きなため息をつきます。
チキ「ヴェルヴェット自身が、消滅する時にわたしに知らせてくれたのです。自分はもう終わりだ、という最後のことばを、ヴェルヴェットは魂の波動に乗せて響かせた。わたしはそれを感知したのです。わたしの麗しいヴェルヴェット!わたしはかつて【盟主】を愛しました。一度は愛したシムが無残に消滅する時のあの波動を、わたしは今でも思い出すことができる…」
チキ様は立ち上がり、引き出しを開けて戻ってきます。
チキ「ヴェルヴェットがかつてわたしの元に居た、というしるしは、今ではこの写真一枚だけです」
シャーロッタ「…………」
フリーダ「…………」
シャーロッタ「…やっぱり」
もう手詰まりかもしれない、というようなことをシャーロッタは言おうとしたかに見えましたが、心を強く持とうとして呑みこみました。その時、お茶のおかわりを持ってきたゼラが、写真を覗きこみました。
ゼラ「美しい女性…。この方が、チキ様の愛した方なのですね…。…………あら?」
ゼラ「チキ様、わたしこのシム見たことありますよ?」
シャーロッタ「……え?」
チキ「……いつ?」
ゼラ「二週間くらい前、日曜日のお昼にスラニのビーチで。わたしが砂浜の清掃をしてた時にお会いした観光客とそっくりです」
(※ゼラちゃんは、自然保護活動家です)
チキ「み、見間違いでは…?だってヴェルヴェットの気配は、もう…!」
シャーロッタ「…………!!」
…謎が謎を呼びつつ、つづきます!
*
今回の「チキ様の花冠」は BEO CREATIONS 様より、
「瞑想ポーズ」は Katverse 様より、それぞれお借りしました!
すべてのMOD・CCクリエイター様に、心より感謝しております!
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