あの頃、森の家で(前編)

2019年11月6日水曜日

【プレイ日記】 MODメモ マジカル旅人世帯 過去編

t f B! P L
今回も「呪いを解くカギを探す兄弟」回です。
が…。


今日は、ストレンジャービルの謎を解く冒険は、1回お休み。
兄弟たち自身のことについて、ちょっと掘り下げてお届けします。
まいりましょう!




夜の庭で、考え事をしている水の精霊シャーロッタ。
気温が下がってきて、そろそろ中に入ったら…?と、プレイヤーが言おうとしたその時、彼女が口を開きます。


シャーロッタ「プレイヤーさん、もしわたくしがすこしお話をしたら、聞いてもらえますか?」


うん、いいよ…?


シャーロッタ「…わたくしは、グリフィン様とロイヤル様が幼かった頃から、おふたりのお世話をしてまいりました。子供だったグリフィン様があの方のお父さまによって『森の家』に送られた時、わたくしもあの方のお父さまより、あの方のお世話を命じられたのです」


…………?
え、ごめん。ちょっと待って。
話のコシ折って申し訳ないけど、グリフィンのお世話係って言っても、シャーロッタもその頃は子供だよね…?


シャーロッタ「いいえ、わたくしは精霊ですから、時の流れの速さがふつうのシムとは違います。あの頃も今も、わたくしの外見はあまり変わっていないはず。わたくしには、あれからさほど時が流れたとは思えません。でも、ご兄弟はすっかり大人になられました」


はあ…。


シャーロッタ「わたくしは双子の兄とふたり、ご兄弟のお父さまにお仕えし、お父さまに管理されていた精霊です。元を辿ればわたくしたちは、お父さまのお父さま、そのまたお父さま…代々、一族の当主となるお方にお仕えし、相続されてきました」


シャーロッタ「ご兄弟のお父さま、ウルハ・エルダーグラス様は一族の例に洩れず高名な魔法使いで、ご兄弟はお父さまの魔力を受け継いでいらっしゃいます。でも、グリフィン様の魔力は赤ちゃんの頃、すでにお父さまのそれを遥かに超えていらっしゃったのです。ウルハ様はわたくしに、こう仰いました」


ウルハ「シャーロッタ、わたしの長男グリフィンは、あまりに強大な魔力を秘めている。ほとんど、自分の魔力に取り憑かれているといってもいい。あの子が3つになるまでに、養育係がふたり殺された。あの子が無自覚に使った魔法によってだ。あの子がこのまま成長したとしても、シムの社会のなかで幸せには暮らせないだろう」


ウルハ「シャーロッタよ、グリフィンの生まれた時の姿を憶えているか?あの子の髪は黒く、肌の色は濃かった。それが今では、髪の色は抜け落ちて金色、肌の色も淡くなった。身体が魔力に染まっている証拠。変わらないのは、あの青い瞳だけだ」


ウルハ「わたしはあの子を、一族の『森の家』に送る。あそこなら、シムはほとんど訪れない。シャーロッタ、共に行ってあの子の世話をするのだ。おまえは水の精霊だ。我ら一族の魔法をおまえは中和する。また、おまえは気が遠くなるほどの永い時を生きることができる。あの子を守り、我が一族を守るのだ」


シャーロッタ「グリフィン様もわたくしも、ウルハ様のお言いつけに従いました。一族のシムはみな『森の家』には近づかなくなりました。ただひとり、弟君のロイヤル様を除いては」



グリフィン「ロイヤル、また来たのか。父さんに叱られるぞ」


ロイヤル「だってひとりでこんなとこに居たら、グリフィンが楽しくないだろ?おれも兄弟の中で、グリフィンがいちばん好きだしさ。ほんとは姉さんも来たがってた。でも、おれが止めたんだ」


グリフィン「あたりまえだ。あいつは魔力を持たずに生まれたんだから。おれの魔法があいつを殺しでもしたら、どうするっていうんだ」


ロイヤル「へへ、そんなことにはならないけどね。もしもグリフィンの手から魔法が出そうになったら、おれが戦って止めるから!おれ、また新しい魔法を覚えたんだよ!」


シャーロッタの回想は、次回につづきます…。



【2019年11月6日10:40 追記】
投稿当初、一部の登場人物名を誤って表記しておりました。
(仮名として付けた名前を、そのまま表示してしまいました。)
現在表示されているものが、正しい(修正済みの)人名です。



今回、回想場面中に登場するおうち(森の家)は、ギャラリーで見つけてひとめぼれしてお迎えした作品です!すばらしい魔法的な雰囲気に、ドキドキします!


また、
今回使用させて頂いたポーズ・CCは

HANECO's CC Box
Kijiko
Nolan-Sims

よりお借りしました!
すべてのMOD・CCクリエイター様に、心より感謝しております!

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