今こそ導きを

2019年12月11日水曜日

【プレイ日記】 StrangerVille マジカル旅人世帯

t f B! P L
こんにちはー。

新しく使いはじめた石鹸がオリーブのさわやかな香りで、とっても心地良いプレイヤーこと管理人つまり私でございます。お変わりございませんか?

当ブログは現在「長々としたストーリー」をプレイ日記風に連載中です。が、ストーリーのどこから見ても大丈夫だと思いますので、お気が向かれましたら、最新記事とかをのんびりご覧くださいませ。

(前回のお話は、こちらです。前回、ラスボス戦でした)
(これまでのストーリーの流れは「マジカル旅人世帯」のラベルからどうぞ!)

それでは、本日もまいりましょう!




長かったストレンジャービルの冒険が、ついに終わりました。
冒険が終わったらあの渦巻雲は消えちゃうのかな……と思ってたのですが、秘密研究所から出てきてみると、雲は変わらずそこにありました。そうだよね。ここはストレンジャービルだもんね。
ちょっとほっとして、笑ってしまいました。


ああ。この「謎の果実」を冷蔵庫に押しこまれる、という斬新な歓迎を受けて戦慄したあの日が、ついこの間のことのようです……。

ロイヤル「なあなあ、プレイヤー。遠い目をしてないで、いいからその実を捨てちゃってよ。ただでさえヤバイ実なんだからさ」

う。そうなんだけど、この実を見てるといろいろ思い出しちゃってさ……。


ロイヤル「はは、変なの。感慨に浸るところじゃないだろ?なあ、グリフィンもそう思うよな?ははは……」


ロイヤル「ははは……。…………」

そして訪れる、微妙なよそよそしさ。
あぁ、やっぱり……。自分自身の魔力の秘密に触れて以来、努めて明るく振舞ってきたロイヤル坊っちゃんですが、心に「とらわれるもの」がない訳がないのです。

そして、坊っちゃんは踵を返し……。

グリフィン「どこへ行く」

ロイヤル「……洗濯してくる。マザーと戦ってすっかりドロドロだから。グリフィンも、汚れもんがあったら置いておいて。一緒に洗うから……」

…………。


しかし、外で水を汲む音がしばらく続いたあと、坊っちゃんは手に泡をくっつけたまま、慌ただしく戻ってきました。ドアを開け放った勢いで風が起こって、グリフィンの髪が浮き上がったほどでした。

ロイヤル「グリフィン!グリフィン!」

グリフィン「今度は何だ」

ロイヤル「おれたちのと一緒に、あの精霊の服も一緒に洗おうと思って、あいつのズボンを洗い桶に投げ込んだんだ。そしたら、ポケットの底んとこが破れてて、中からこんなのが転がり出てきた」


グリフィン「青い石、か……?」

ロイヤル「うん。で、おれが触ったらこの石が一瞬だけ光って、中からこんなのが出てきた」


グリフィン「紙切れ……。【封印】の魔法で、石に封じられてたのか。手を触れたおまえの魔力がカギになって、魔法が解けたんだろう」

ロイヤル「よく見て。この紙、精霊文字で何か書いてあるんだ。グリフィンなら読めるだろ?」

グリフィンは一瞥して、読み上げました。

グリフィン「帰り道を忘れたら、魔力を注いで念じろ

ロイヤル「帰り道を忘れたら……?あの精霊に記憶がないことを言ってるのかな……?いや、そもそもあいつ、ポケットの奥にこれが入ってること、知ってたのか?」

グリフィン「さあな。本人に聞けばいいだろう」


謎の精霊「ぼくのポケットに、この石が……?いいえ、ぼくはこんなものを持っていることに気づいてなかった。この石は、ぼくの持ち物なのでしょうか……?」

ロイヤル「ディセンバー。いいから、この石に魔力を込めてみてよ。何か、おまえの助けになるかもしれない」

そこで精霊は言われるまま、石に手をかざしますが、何も起こりません……。


謎の精霊「そうか……。ぼくは精霊ですが、魔力を持っていないのかもしれません……」

ロイヤル「え……」

動揺したかに見えた坊っちゃんが、心を決めて尋ねます。

ロイヤル「なあ、グリフィン。これディセンバーの魔力じゃなくて、別のやつの魔力でも動くかな」

グリフィン「魔法装置は、単純な仕掛けのものが多い。わざわざ誰の魔力なのか嗅ぎ分ける能力を、この石が持ってるとは思えないな」

ロイヤル「……よし」


ロイヤルが魔力を込めますが……。
石は生き物のようにわずかに震えただけで、それ以上のことは起こりませんでした。

悪態をつくロイヤル坊っちゃんの横で、グリフィンは……。


グリフィン「おまえたち、すこし外に出てろ」

ロイヤル「グリフィン?」

グリフィン「おれが試してみる」

……つづきます!



今回使用したポーズは自作です。
精進あるのみ!です!


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