朝日が強いのが(体質的に)超苦手なので、朝はカーテンを閉め切って籠城する、ヴァンパイアのようなプレイヤーこと管理人つまり私でございます。お変わりございませんか?
当ブログで進行中の「呪いを解くカギを探す兄弟」編も、いよいよ最終章に入りました。プレイヤーも余計なことは申し上げず、本編に入りたいと思います!
(前回のお話は、こちらです)
(これまでのストーリーの流れは「マジカル旅人世帯」のラベルからどうぞ!)
それでは、本日もまいりましょう!
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デル・ソル・バレーの地で、ついにヴェルヴェット・ゴールドベルを見つけだしたグリフィン&ロイヤル兄弟、そしてシャーロッタ。しかし一同を出迎えた女性は、ヴェルヴェットと瓜二つでありながら【盟主】ヴェルヴェット本人ではなく、その弟子であり師の肉体を受け継いだヴェルヴェット二世だったのでした。
【盟主】こと先代ヴェルヴェットは、心を持たずに生まれたディセンバーに心を与えるため、禁忌とされる古代の魔法に手を染めて失敗し、消滅したというのですが……?
ヴェルヴェット「【盟主】の試みが正しいことだったのかどうか、わたしにはわかりません。だが事実として、ディセンバーは心を呼び覚まされ、笑ったり怒ったりするようになりました」
ヴェルヴェット「【盟主】の肉体にわたしの魂がなじむまでの10年間、わたしは自由を奪われ、歩くことはおろか起き上がることも出来なかった。そのわたしを献身的に世話してくれたのも、このディセンバーです」
ヴェルヴェット「彼のおかげで、わたしはこうして健康を取り戻しましたが、ディセンバーには別の問題が生まれていました。生来持っていた彼の魔力の波動が、極端に強まったり弱まったりを繰り返すようになったのです。そして、不調の時には記憶までもが欠損し、自分が何者かわからなくなってしまうようになった。【盟主】が命を賭して為した魔法が引き起こした、想定外の結果です。古代の魔法と言えど、全能ではない」
ヴェルヴェット「わたしは、先代である師の肉体に遺された魔力を、定期的にディセンバーに分け与えることによって、彼の記憶と健康を維持してきました」
ヴェルヴェット「そして、数週間前のこと。わたしの知人のとある魔法使いがウィンデンバーグに滞在していた時に、わたしはディセンバーを使者として、かの街に送りました。そこで予想外のことが起きた」
ヴェルヴェット「前回の魔力補充から間がないにも関わらず、ウィンデンバーグの地においてディセンバーの魔力が急激に弱まり、尽きそうになってしまったのです。わたしはそれを感知したが、彼から魔力の波動が発せられていないということは、それを頼りに彼を追跡することもできない」
ヴェルヴェット「わたしは前もって、ディセンバーに迷子札代わり……こう言うと、まるで子犬のようだが……の魔法石を手渡していました。地下の情報網を辿って目撃情報を探し求めながらわたしは、善良な魔法使いが彼の持つ石に気づいて、彼に手を貸してくれることを祈っていた」
ヴェルヴェット「それが……まさか、ディセンバーを拾ったのが、あなた方だったとは。名高いノーマン家の兄弟よ。あなた方の望みはわかっています。その身を縛る呪いのことですね?」
グリフィン&ロイヤル「…………!」
ヴェルヴェット「そして、ディセンバーの妹よ。あなたの望みも、兄弟とおなじ……?では、次にその話をしましょう。ディセンバー、裏の戸締まりを見てきておくれ。すこし、風が強くなってきた……」
つづきます!
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今回のポーズは、
新生まるきぶねスローライフ 様
よりお借りしました。
すべてのMOD・CCクリエイター様に、心より感謝しております!

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