前回に引き続き、ハンナ・ミナキとティモ・フォーンの結婚エピソードをお届けしたいと思います!ティモの姉であるマル・フォーンに婚約報告をしたふたり。その後、フォーン三姉弟妹の末っ子シルキーが学校から帰ってくるのを、カルペッパーハウスで待っていますが……?
それでは、本日もまいりましょう!
*
珍妙な来客として、使い魔にしげしげと観察されながら待つこと数十分。
ついに、シルキー・フォーンが小学校から帰ってきました。
シルキー「お姉ちゃん、ただい、ま……?…………!!」
ティモの姿を見て、シルキーの顔が輝きます。
シルキー「お兄ちゃんが居る!!お兄ちゃん、やっと遊びに来てくれたー!!」
ティモ「いや、遊びに来たというか、報告があって」
シルキー「報告!なになに!?あ、もしかしてお兄ちゃんも奥歯が抜けたとか?」
ティモ「そりゃ、おまえだろう。おれ、結婚するんだ」
その言葉に、シルキーの目がまんまるになりました。無言で冷蔵庫を開け、オレンジジュースを注いでごくごく飲み、口もとをハンカチで品よくぬぐったあと、シルキーは重々しく言いました。
シルキー「びっくりした……。お兄ちゃんが結婚なんて、考えたこともなかったから。でも、お兄ちゃんももう大人だもんね?好きな人と家庭を持つのは、いい考えだと思う!」
ティモ「はあ、いや、まぁ。……おまえ時々、仙人みたいなこと言うよな?で、そこに居るのが、おれと結婚する相手。知ってると思うけど、ハンナ・ミナキだ」
シルキー「ハンナお姉ちゃん、お兄ちゃんをよろしくお願いします!」
ハンナ「こちらこそ、よろしくお願いします!…………?どしたの、シルキー?」
シルキー「うん、あのね。ハンナお姉ちゃんがお嫁さんでよかったなぁって思ったの。お兄ちゃんは、人が好いのに時々クッセツしてて、撫でるとフーッて言うネコみたいなところがあるから。ハンナお姉ちゃんみたいなシムなら、お兄ちゃんをいい子いい子できそう」
ティモ「はいはい……」
そんなこんなで、ティモの小屋に帰宅。
時刻は、夕方になりました。
ティモ「長い一日だったな、ハンナ。疲れてないか?」
ハンナ「ううん、全然!これであたしは、ティモのお嫁さん。でしょ?」
ティモ「うん、そうだな」
そして、賓客もドレスもケーキもないまま、ふたりはふたりだけの儀式を挙げます。
そう、今この場で。
ハンナちゃんはわざわざ、普段着に着替えて。
立会人は、アライグマのドングリだけ。
指輪を交換して。
ひと組の夫婦が誕生しました。
おめでとう!!
そしてふたりは、安らぎの時を過ごし……。
夜が更けます。
しかし……。
夜半、ハンナちゃんが起き出して、ティモに別れを告げます。
ハンナ「じゃ、あたし帰るね。また明日。何かあったらいつでも電話して?」
え……?
まさかの、帰宅。
ティモはあっけらかんと見送っています。
ソニア「あ、ハンナちゃん。おかえりなさい」
ハンナ「ただいま、ソニア姉さま。あたし結婚したんだ」
ソニア「うん、おめでとう。ティモくんとは、別々に暮らすのね?」
ハンナ「そうなの。あたしはスラニの灯台守だし、ティモはティモで、森を離れて生きることなんてできないシムだから。彼は木々の息吹を感じてないと、魂が窒息しちゃうと思う。彼は海の者じゃない。だからあたしたちは、お互いの家を行き来して暮らすんだ」
ソニア「そっか。楽しみだね。今度ティモくんも一緒に、みんなでごはん食べようね?」
コハク「お姉ちゃん、結婚おめでとう!!今度、ウェディングドレスを着たお姉ちゃんも見てみたいな!」
ハンナ「はは、似合うかどうかわかんないけど、気が向いたら着てみる」
というわけで……。
別世帯で暮らす夫婦が、うちのシム世界に初めて誕生しました!
暮らす家も、所属世帯も、各々そのまま。
うちのシム世界は夫婦別姓がありふれているという設定ですので、名前もそのまま「ハンナ・ミナキ」「ティモ・フォーン」で続行します!
それぞれの世帯の生活は、これからどのように変わっていくのか?
それとも、意外と変わらないのか……?
プレイヤーは注視しつつ、わくわくしています!
つづきます!
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今回のポーズは、
Katverse 様
よりお借りしました!
すべてのMOD・CCクリエイター様に、心より感謝しております!
Thanks to all MODS creators!
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