せめてこの世に楽園を

2019年12月29日日曜日

【プレイ日記】 ★ガレ編 プレシャス・トゥ・ヒロインズ ミナキ家(子)

t f B! P L
こんにちはー。

いよいよ年の瀬ですね。じつは現在多忙につき、今日含めここ数日の更新は、あらかじめ書きためた分の予約投稿でございます。そのため微妙に、生っぽさというか臨場感みたいのが現実時間とズレてないかな?と心配になったりするのですが、もう暫くの間おゆるし頂けると幸いです。

さて!
今回は、四姉妹の新しい隣人のお話こと「ガレくん編」です。前回、生き別れのお母さんを捜していることが判明したガレ。捜索はまだまだ続きます……。

(これまでのストーリーは「★ガレ編」のラベルからどうぞ!)

それでは、本日もまいりましょう!




季節は春、うららかな朝です。
ガレくんはパソコンで、行方不明の母親フェリシアナ・コンテスティに関する情報がネットの海のどこかに紛れていないか、検索しています。

ガレ「古い出演情報を見た感じだと、九年前に小さな居酒屋で歌ったのが最後みたいです。母はその後、少なくとも、チラシに名前が載るようなところでは歌ってない」

そう言いながらも、ガレの顔に迷いの影はありません。
彼はほかにも、むかし母親と一緒にパフォーマンスをしたことがある演奏者や芸人たちにメールを出したりして、フェリシアナの消息を調べ続けているのです。

今日はオアシス・スプリングスにて、そのうちのひとりと会うようで……?


来ました、オアシス・スプリングス。
会うお約束をしてたのは、この方です。
なんというか、どんなパフォーマンスをする方なのか非常に気になる……。
お名前は、バリー・グリーンバリーさん。
ちなみに、韻を踏んだ芸名ではなく、本名だそうです。

バリー「おぉ、フェリシアナのところのキッドか!でかくなりやがって!おれも年をとるわけだなぁ!」

ガレ「お久しぶりです、ミスター・グリーンバリー。お会いできてうれしいです」

ひとしきり昔話に花が咲きます。
が、肝心のフェリシアナとバリーさんは、かなり長い間会っていないとのことで……?

バリー「会わなくなったあとも、メールのやり取りはしてたんだがなぁ。いつの頃からか、返信が途絶えたよ。五年……もっと前だな。七、八年はたってる。どこに住んでいたかはわからん。フェリシアナは自分のことを話さない女だった。本人の姿を最後に見たのは十一年前の早朝。店がはねたあと、フェリシアナも混ざってみんなで飲んでたら、ひとりの男が彼女を迎えに来た。いや、知らないやつだ。荒くれた感じでガラのいい野郎とは言えなかったが、フェリシアの新しい男だという噂だった。おれはその後、デル・ソル・バレーに武者修行に出ちまったんで、野郎とフェリシアナがどうなったかは知らんな」

ガレ「…………」

その後もガレは、何人かの母親の知人と会うことができましたが、ことごとく空振り。バリーさんがもたらしてくれた情報以上の手がかりはどこにもなく……。


ガレ「……犬が一匹で歩いてる。ブリンドルトン・ベイでもないのに。おまえ、迷子?……まあ、おれも迷子みたいなもんだけど……」

ガレくんは、ひょいっと犬を抱き上げてショッピングモールの案内所に向かい……?


女の子「お兄ちゃんがラクシスを見つけてくれたの!?ありがとう!!」


女の子「わたし、もうラクシスと会えないかと思って、ちょびっと泣いちゃったの!ねえ、お兄ちゃんのお名前を教えて?お兄ちゃんがわたしとラクシスを助けてくれたこと、ママにお話ししたいから!」

ガレ「……ぼくのことはいいから、気をつけて帰りなよ?リード、もう手を放しちゃダメだからね……?」

そして、ガレが向かった先は……


ウィロークリークのナイトクラブ「ブルー・ベルベット」です。
店内から、ジャジーなピアノの調べが洩れ聞こえてきます。


弾いていたのは、ソニア姉さま。
音楽家である姉さまの今日の仕事場は、この店だったのでした。


ガレくんは一番うしろのテーブルで、ひっそりと影のように聴いていました。
一時間にも及ぶ、姉さまの演奏が終わるまで。


ソニア「ガレくん!来てたなら、声をかけてくれればよかったのに!わたし、ガレくんのリクエスト曲も弾きたかった……!」

(折よくキャンディちゃんが通りかかりました!)

ガレ「お嬢様の演奏の邪魔はできませんから。素敵な音色でした」


ソニア「えへへ、褒めてくれてありがとう!…………?ガレくん、元気ない?」

ガレ「そんなこともありませんけど。……どうしました、その顔?」


ソニア「あ、顔に出ちゃってる?わたし、燃料切れなの。今日ね、ハンナちゃんがチキ様のところにおつかいに行っちゃって、ハンナちゃんにお弁当作ってもらえなかったの。だから、演奏の前に軽く食べたんだけど……」

ガレ「食べたって言っても、また電子レンジであっためたスープでしょう?そんな食事で仕事してたら倒れる。おれが親みたいなこと言う筋合いはないけど、やっぱりソニアお嬢様も、簡単な料理を覚えたほうが便利ですよ……?ひとりだと食事摂れないなんて、心配だし……」


(お店の従業員スペースの電子レンジ)

ソニア「う、そうだね。ほんとにその通りなんだけど、昔挑戦した時にお鍋をバクハツさせて窓ガラス割っちゃったの。それ以来、どうしてもコワくて……」

お鍋をバクハツって、そんなことある……?
という、お読みいただいてる皆様のお心の声が聞こえてきますが、この話は本当らしいです。プレイヤーも、ハンナちゃんから聞いたことがあります。

(ちなみに、今は別々に暮らしてる妹のエヴァーブルーちゃんも、お料理はできません……)

ガレ「うーん。コワいなら、しょうがないかな……?まあ、とりあえずその話はいいです。お嬢様、このお店のキッチンって、借りること出来そうですか?」


そんなわけで。
ガレくんが「はらっぺらし」のソニア姉さまのために従業員用キッチン(給湯室みたいなところ)を借りて、お夜食を作ってくれることになりました。

ガレ「夜食にエッグ&トーストって、おかしいかな……?でも、消化良い物のほうがいいし、たまごは栄養食だし……」


完成!
ソニア姉さま、嬉しそうです。


ソニア「もぐ……。おいしー……!」


ふたりはしばし、他愛のない話をして……


ガレくんの顔も、心なしか明るくなりました。

ガレ「遅くなってしまいましたね。送ります」

ソニア「え?わたしは大丈夫だよ、慣れてるし。わたしのほうが年上なんだし、どっちかというと、ガレくんがひとりでスラニの小屋まで帰るほうが心配だよ?」

ガレ「はは。心配してもらえるのはありがたいけど、さすがにおれは問題ないと思う」


そして、灯台荘に到着。

ソニア「ガレくん、今日はありがとう。あのね、もうひとつお話しさせて?今日、一緒に演奏したバイオリニストの方に、ガレくんのお母様のことを訊いてみたの」

ガレ「…………!」

ソニア「でも、フェリシアナさんのことは『名前だけ聞いたことがある』としか。手がかりにならなくてごめんね?でも、わたしもいろんな演奏家の方に訊いてみるから」

ガレ「ありがとう、お嬢様。お嬢様の共演者に『名前を聞いたことがある』って言われたなら、それだけで嬉しいです」

ソニア「…………?」

ガレ「ソニアお嬢様は一流の芸術家だって、今日お嬢様の演奏を聴いてわかりました。そんなお嬢様の共演者の方も、やっぱり一流の音楽家なんだと思う。そういう方に、母みたいなシンガーの名前が知られてるなんて光栄だ。母は場末の歌い手だと思ってたから」

ソニア「そんなふうに、高さや低さをつけて考える必要はないんだよ?ガレくんは小さい頃、お母様の歌、好きだったでしょ?」

ガレ「…………。はい」

ソニア「世界一好きな歌声だったでしょ?」

ガレ「はい」

ソニア「だったら、自分の愛した音楽をそんなふうに言っちゃダメ。誇りを持って?」

ガレは子供のように、こくりと頷きました。

ソニア「よし、いい子」

ソニア姉さまは、ガレの頬にかかる髪に指先で触れました。そして、すこしためらったあと……


こめかみにキスを。

ソニア「……おやすみ、ガレくん」

ガレ「おやすみなさい、お嬢様」

つづきます!



今回の記事内でお借りしたCCについては「MOD一覧」のラベルからご覧くださいませ。
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